近年、ファミリーレストランなどで配膳係を務めてくれている猫型ロボット「ベラボット」。
軽快な音楽を奏でながらフロアを移動し「〜にゃ」と猫っぽく声をかけてくる姿は、すっかりお馴染みです。そんなベラボットを、なんと自宅で稼働させてしまう人が現れました。それも3台も!
Xユーザーの「Kanagawa2002」さんはこのほど「店舗での役目を終え、ボロボロになったベラを引き取った」というコメントとともに、年季の入ったベラボットの画像を投稿しました。
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写っているベラボットは、猫の本体はそのままですが、ところどころに汚れや破損が。さらに上部モニタには、可愛い猫の顔の代わりに、セットアップ画面らしきものが映し出されています。我々一般人が普段目にすることのない、ベラボットの“完全なるオフ”の姿です。
中古の業務用機器を取り扱っている業者から、有償でこのベラボットを引き取ったというKanagawa2002さん。しかもなんとこれで3台目なのだとか。
Kanagawa2002さんは性能と可愛さの両方を併せ持つベラボットに魅了され、研究目的で自宅に導入。1台を配膳用として、残り2台を研究用として稼働させているそうです。しかもロボットについて専門的に学んだわけではなく、独学ですべてをこなしているのだとか。
今回新たに加わった「ベラボット3号機」について、Kanagawa2002さんはパーツを外して洗浄した後、組み立てて整備。完了後、トレイ未実装ながら、動作テストを行っています。
動作テストでは、3号機が聞き馴染みのある音楽を鳴らしながら稼働。
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廊下を曲がってキッチンへやって来ると、滑らかな走りで通路を抜け、カメラの前で「ご注文のお料理を持ってきましたにゃん」と発して停止します。
その後、上部のボタンが押されたのにあわせて「ご注文ありがとうにゃん。お食事楽しんでください」と言い残してキッチンを去っていきます。
完全にベラボットです。ファミレスで見る光景が、民家のキッチンで完全に再現されています。
ファミレスに行くたび「家にベラボットがいたらちょっと楽しいのにな」と常々思っていた筆者ですが、実際に民家で稼働するベラボットを見ると、もはや“ちょっと楽しい”どころではありません。かなり、めちゃくちゃ、とっても楽しそうです。
台所で作った料理をトレイに乗せてダイニングまで運んでもらう、そんな生活。想像しただけでワクワクしてきます。
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Kanagawa2002さんにベラボットがいる生活についてうかがってみると、「たくさんの料理や熱い料理などを容易に運ぶこと」がメリットだと教えてくれました。自宅に人をたくさん呼んだときなんかは重宝しますし、大盛り上がりすること間違いなしです。
一方で少しネックなのが通路の広さ。Kanagawa2002さんによれば「家の中はレストランほど広くはないので、たまにベラボットが動けなくなってしまう時がある」とのことです。
今後もベラボットを増やしていくかどうかについては「今後も増える可能性はあります」としつつ、「もう家には入り切らないので、別の場所にある事務所への設置になるかもしれません」と話しています。
<記事化協力>
「Kanagawa2002」さん(@Kanagawa2002_tw)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025072702.html
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