ボルシアMGに完全移籍した町野[写真]=Getty Images ボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督が、今夏加入した日本代表FW町野修斗について言及した。26日、ドイツメディア『キッカー』が同指揮官のコメントを伝えている。
ボルシアMGは26日、ホルシュタイン・キール(ドイツ2部)から町野の獲得を発表。2029年6月までの4年契約を締結し、移籍金はボーナス込みで最大1000万ユーロ(約17億円)まで上昇することが報じられている。町野は2023年6月にキールに加入すると、加入初年度からリーグ戦31試合に出場し、クラブの1部昇格に貢献。2024−25シーズンは、リーグ戦32試合の出場で11ゴール3アシストを記録。クラブは1シーズンで降格したものの、町野自身は1部リーグで大きな印象を残していた。
ボルシアMGは今夏の移籍市場でフランス人FWアラサン・プレアをPSVへ売却。またエースのドイツ代表FWティム・クラインディーンストとカメルーン代表FWナタン・ングムが負傷中ということもあり、ホッフェンハイムからハリス・タヴァコヴィッチを獲得したものの、前線の補強を迫られており、町野に白羽の矢が立った格好だ。
セオアネ監督は、町野の加入について「彼の能力はサイドでも最前線でもセカンドストライカーでも、様々なポジションでチームの役に立つと思う。ティムとナタンが負傷した後、(前線の補強は)我々にとって最優先事項だった」と語った。
さらに、同指揮官は町野のプレースタイルにも言及し、「彼はトランジションの場面で脅威的なパフォーマンスを見せ、セットプレーでの嗅覚も優れている。シュウトは予測不可能なプレーもできるし、すでに得点力は証明済みだ」とコメント。「我々が求めている得点力をもたらしてくれると確信している」と続け、日本代表FWに期待を寄せている。