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<ヤクルト3−2中日>◇27日◇神宮
ヤクルトは序盤から点を取り合うシーソーゲームの接戦を制して、連勝を今季最長の「6」に伸ばした。
初回にオスナの中前適時打で1点を先制。だが先発奥川恭伸投手(23)が2回に同点、4回に一時勝ち越しを許す2打席連発弾を中日細川浴びて、追いかける展開となった。
奥川の粘りの投球に、打線はすぐさま援護。1点を追う4回、先頭ホセ・オスナ内野手(32)の打った瞬間それとわかる、左越え同点ソロで再び試合を振り出しに戻した。次打者の山田哲人内野手(33)は左前打でつなぎ、なおも2死一塁から伊藤琉偉内野手(22)が右中間を破る適時三塁打を放って勝ち越しに成功した。
奥川はリードを守り、7回2失点で2勝目をマーク。序盤から最速150キロを計測し、7回にも最速をマークするなど球威を落とさない粘り強い投球。試合前日には「勝った次の試合が大事。前半に比べれば状態は良くなっている」と話していた通り、失点はソロ本塁打2本のみに抑える好投で、今季初のチーム6連勝に大きく貢献した。奥川は細川への2発を悔やみつつ、7回の第3打席ではスライダーで見逃し三振。「さすがに3本打たれるのはと思って、三振を狙いにいきました」とやり返した。
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高津臣吾監督(56)は6連勝に「ねえ。ビックリだねえ」と笑顔。6連勝はすべて僅差ゲームを制しての勝利。「序盤であれば少しビハインドでもなんとかなる感じは出てきている。その日ごとにポイントになる選手が変わっていくのはすごくいいことなのかなと思います」とポジション、若手、ベテラン問わず活躍する選手たちに目尻を下げた。
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