<日本ハム4−5ロッテ>◇27日◇エスコンフィールド
日本ハム伊藤大海投手(27)が、後半戦最初の登板となるロッテ戦で7回5安打3失点、11勝目を逃した。3点の援護を追いつかれ「僕が戦犯。リードを守り切れず、ふがいないです」と猛省した。
3点リードの4回2死一、二塁で、ソトに痛恨の同点3ランを浴びた。カウント2−2から、高めのつり球要求が甘く入った。「(伏見の)サインに納得してうなずいて投げたボール。仕留めきれなかった僕のボールの弱さ」。加藤投手コーチも「本人も自覚していると思いますが、3点差でしたし、一番避けてほしかったのが出てしまった」とポイントに挙げた。
今季は124回2/3を投げ12被弾で、被本塁打率(1試合=9イニングで何本の本塁打を打たれるか)は0・87。昨季までの4シーズンで最も悪かった24年(176回1/3で14被弾)の0・71を上回っている。「数字にも出ているし感じている。相手の待ちだったり読みをもっと感じ取っていかないといけない。感じる力に欠けていると思う」と課題を挙げた。
19日楽天戦では、球団では15年大谷以来10年ぶりの12球団10勝一番乗りを果たした。継続して白星を積み上げられる裏には、類いまれなる修正力がある。「ただイニング食って三振をそこそこ取ってというピッチャーになってしまっている。改善していかないと」。しっかり対策を練って立て直し、雪辱につなげる。【永野高輔】
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