山形がスタッド・ランス撃破! 防戦一方もセットプレーで勝負あり…伊東純也は途中出場、関根大輝は先発

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2025年07月27日 21:40  サッカーキング

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左から伊東純也、熊本雄太、関根大輝 [写真]=Getty Images、J.LEAGUE
『スタッド・ランス ジャパンツアー2025』の初戦が27日に行われ、スタッド・ランス(フランス2部)とモンテディオ山形が対戦した。

 スタッド・ランスのスポンサーを務めるヤスダグループがバルセロナvsヴィッセル神戸のプロモーター問題の渦中にあるなか、試合は予定通りに開催された。スタッド・ランスでは日本代表DF関根大輝が先発出場し、同FW伊東純也はベンチスタートに。チームに合流していない同FW中村敬斗はメンバーから外れた。

 クラブ史上初めて海外クラブとの対戦が実現した山形は、今季あまり出場機会を得られていない選手を中心にスターティングメンバーを構成。試合序盤から、フィジカルやスピードで上回るスタッド・ランスがボールを握ってチャンスをうかがう展開となる。右サイドバックに入った関根は内側に絞ったり高めの位置へ上がり積極的にボールを引き出そうとするが、チーム全体として山形のブロックを崩すアイデアに欠いてボックスの外で回す時間が続く。何度かスタッド・ランスが個の力で打開する場面もあったが、チャンスを生かせず得点には至らない。防戦一方の山形もシュートに持ち込める場面は少なく、試合はスコアレスで折り返す。

 ハーフタイムで山形が5人、スタッド・ランスが1人を入れ替えて後半に入ると、前半同様にスタッド・ランスがボールを保持して攻めあぐねる時間が続く。一方、63分にも4枚替えを行った山形はフレッシュな攻撃でスタッド・ランスのゴールに迫る場面もあったが、数少ないチャンスを生かし切ることはできない。

 77分にはさらに山形が2枚交代。そしてスタッド・ランスは10人を一気に交代し、伊東らがピッチに送り出された一方、関根はベンチへと下がった。

 ディサロ燦シルヴァーノや土居聖真ら主力がピッチに並び立った山形は、徐々に敵陣の深い位置でもプレーできるようになる。すると83分、ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得。キッカーの國分伸太郎がゴールへ向かうクロスを送ると、ひざのケガから復帰した熊本雄太が頭で合わせて押し込んだ。

 追いかける展開となったスタッド・ランスは最後までゴールが遠く、伊東にシュートチャンスは訪れないまま試合は終了。スタッド・ランスのツアーは黒星発進となった。

 スタッド・ランスの次戦は30日に行われ、伊東および関根の古巣である柏レイソルと対戦。山形は8月2日の2025明治安田J2リーグ第24節で敵地ヴァンフォーレ甲府戦に臨む。

【スコア】
モンテディオ山形 1−0 スタッド・ランス

【得点者】
1−0 83分 熊本雄太(山形)

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