ロッテ・富山紘之進「自分も早くそこの舞台に行きたい気持ちがある」同学年の寺地に刺激を受け日々鍛錬

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2025年07月28日 10:31  ベースボールキング

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ロッテ・富山紘之進(撮影=岩下雄太)
 ロッテの育成・富山紘之進は、プロ2年目の今季、昨季を上回る19試合に出場している。



 『8番・捕手』でスタメン出場した7月3日の楽天二軍戦では、先発・秋山正雲(3回・1失点)、岩下大輝(2回・無失点)、一條力真(1回・無失点)、国吉佑樹(2回・無失点)、西村天裕(1回・無失点)と、5人の投手を9回1失点に抑える好リード。



 「ブルペンデーみたいな感じだったので、早いイニングでピッチャーが変わって、先発だと長いイニング投げるじゃないですか、バッターも毎回違うピッチャーと対戦するので、球種とかが変わったりするので、攻めやすかったのは攻めやすかったです」。



 『7番・捕手』でスタメン出場した7月6日のヤクルト二軍戦でも、6回までマスクを被り、森遼大朗(2回)、中村亮太(2回)、一條(1回)、ゲレーロ(1回)を無失点に抑える好リード。



 投手とのコミュニケーションで大事にしていることについて、「基本的には1イニング終わるごとに“次のイニングはどうしますか?”、ピッチャーのやりたいこととバッターの特徴を一緒に考えながら、バッター側の配球、ピッチャー側の配球を混ぜていくのを心がけてやっていますね」とのこと。



 試合後も、「基本的には映像を見たりとかして、自分が“あっ”と思ったところを重点的に見て、そこを改善するにはどうしたらいいのかと言うのを考えたりします」と振り返りを行う。



 映像で振り返るときには、「こういう球の時にバッターはどういう反応をしているんだろうとか、後ろと前だと見るのが違うので、基本的には後ろから見ることが多いですけど、終わった後に前から見てこういう反応していたんだとか帰って振り返っています」と教えてくれた。



 バッティング面でも成長を見せる。一時は打率.091まで下がったが、6月12日のDeNA二軍戦でマルチ安打を達成すると、7月3日の楽天二軍戦でも2安打、同日から現在3試合連続安打中で、打率も.280まで上昇した。



 「バッティングは本当にたまたまなんですけど」と謙遜しながらも、「最近は変えた部分で言うと短く持って、2ストライクからは変化球が頭に入ったりするんですけど、真っ直ぐきた時に、バットに当てられるように。ヒットにしなくてもいいからファウル、ピッチャーに球数を多く投げさせると言うのを心がけて、今は簡単には終わらないイメージで立っています」と打席で簡単に打ち取られないことを考えている。



 富山と同学年の寺地隆成は一軍でマスクを被る。「毎日刺激をもらっているので、寮とかでもテレビついているので、寺地が出ているところも見ていますし、自分も早くそこの舞台に行きたい気持ちがあるので、日々頑張っています」と、寺地の存在も刺激になっている。



 今はファームで経験を積んでいる立場の富山。近い将来、一軍でプレーするためにも、支配下選手登録になる必要がある。「やっぱりまずはしっかり試合に勝つと言うこと、試合に勝つ中で、どう言うふうに自分が仕事をしたのか、その試合が0点で勝ったのか、相手が1点も取れなくて勝ったのか、ちゃんとできたなという実感が湧きますし、その中で、最低でもヒットを1本打てたら十分だと思うので、キャッチャーの面からその次にバッティングというイメージでやっています」。攻守にガンガンアピールしていくつもりだ。



取材・文=岩下雄太

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  • コイツに取材され、「推し」にされた選手は大成しないからな。可哀想だわ。
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