日本ハム新庄剛志監督(53)が28日、自身のインスタグラムで投手が投球時に滑り止めで使用する「ロジン」から白い粉が出ない新型開発をあらためて求めた。
27日の日本ハム対ロッテ戦(エスコンフィールド)では、フランミル・レイエス外野手(30)がロッテの先発田中晴也投手(21)のロジンの使い方に怒りの表情を見せるシーンなどがあった。
日本ハムの先発も「追いロジン」という言葉を生み出すほど、ロジンを多用する伊藤大海投手(27)だったこともあり、回を追うごとにマウンド後方は雪が積もったかのように白くなっていった。
新庄監督は、以下のように自身の考えを綴った。
「バッターからすると本当に気になって仕方がないし、それに対してタイムをかけたらピッチャーのリズムが狂い ピッチャーの態度をバッターが察知しイライラしてしまう 手に沢山つけたくてつけてるのではなく、バッターが打ちづらくするために沢山つけてるやろってバッターは思ってしまい集中力がなくなる」
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ロッテ田中晴はロジンを手のひらだけでなく、ポンポンとしている間に手のひら返しで手の甲にも付けていたことにも言及。
「手の甲につける意味はなんだろ!?」
そして、あらためて提言した。
「お互いに良くないので何度もいいますが開発お願いします」
“開発”とは、白い粉が舞わないロジンのことだ。4月27日にエスコンフィールドで行われたロッテ戦後にも、新庄監督は「昔から思ってたんだけど、ロジン、粉がたくさん出ないのを開発してくれないかな」と提案していた。その試合でも先発していたのはロッテ田中晴だった。「ものすごく舞っていたじゃないですか。あれ、お互い嫌なんすよ。バッターも集中していて止めるのも嫌だし、ピッチャーもさぁ投げようっていう時に止められたら『あぁ』ってなるじゃないですか」と投手と打者の両方にとってプラスではないと指摘していた。
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この日のインスタグラムの投稿の最後には「沢山付ける投手はポケットに入れて欲しいかな」とロジンを多めに付ける全投手へ向けての“お願い”をつづった。
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