昨季はオサスナにレンタル加入したサラゴサ [写真]=Getty Images バイエルンに所属するスペイン代表FWブライアン・サラゴサが、セルタへの移籍に迫っているようだ。27日、ドイツメディア『スカイスポーツ』やスペイン紙『マルカ』などが伝えている。
現在23歳のサラゴサはグラナダで頭角を表し、2022−23シーズンのセグンダ・ディビシオン(スペイン2部リーグ)優勝に大きく貢献すると、翌シーズンのラ・リーガでも21試合出場6ゴール2アシストと躍動。2023年10月にはスペイン代表デビューを飾り、昨年1月には1500万ユーロ(約26億円)と報じられた移籍金で欧州屈指の名門バイエルンへ活躍の場を移した。
しかし、鳴り物入りで加入したバイエルンでは分厚い選手層に阻まれ、なかなか出場機会を得ることができず。半年間でわずか7試合、171分間の起用に留まると、昨年夏にはオサスナへのレンタルという形で母国へ復帰。レンタル期間が満了となった今夏には、バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督から構想外を通達されたと報じられており、FIFAクラブワールドカップ2025のメンバーからも外れた。
そんなサラゴサだが、来る2025−26シーズンもラ・リーガでプレーする可能性が極めて高いようだ。報道によると、セルタが買い取り義務付きレンタルという条件で同選手を獲得することについてバイエルンと合意に達したとのこと。買い取り義務の金額は1300万ユーロ(約22億円)程度に設定されており、出場試合数やセルタの最終順位によって発生するという。
移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、買い取り義務発生の条件の一つであるセルタの最終順位について、ラ・リーガで11位以内、または13位以内に入ることであると指摘している。