今週デビュー予定のプロメサアルムンド(撮影:竹之内元) 前週から始まった夏の新潟開催。日曜日(7月27日)にはPOG的にも注目のディアダイヤモンド、ゾロアストロが2戦目(未勝利戦)で順当に勝ち上がった。開幕週と同様、2週目のメイクデビューは土日で計3鞍。アーモンドアイの2番仔がスタンバイしており、まずは初戦のパフォーマンスに注目だ。
【8月2日(土) 新潟芝1800m】
◆アートバーゼル(牝、父エピファネイア、母キラービューティ、美浦・宮田敬介厩舎)
1歳上の半兄ゲルチュタールは現3勝、青葉賞3着など活躍中。叔父にはキラーアビリティ(ホープフルS)がいる。「体を大きく使うタイプ。まだ緩いぶん、現状はワンペース気味なところがある。もう少し俊敏に反応できるようにしていきたいですね」と宮田敬介調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。
【8月3日(日) 新潟ダート1800m】
◆イナズマダイモン(牡、父クリソベリル、母パリスビキニ、美浦・宮田敬介厩舎)
昨年のセレクトセールに上場され、取引価格は1億1000万円の値がついた。半姉のParis Lightsは米G1・CCAオークスの勝ち馬。現3歳の半姉アメリカンビキニは2歳時に未勝利戦→ヤマボウシ賞を連勝し、米G1・BCジュベナイルフィリーズ(9着)にも参戦した。「ダイナミックなフォームで、血統どおりにダートが良さそう。もう少し手先に軽さが欲しいけど、いいエンジンを持っています」と宮田敬介調教師。鞍上は菅原明良騎手が予定されている。
◆サンラザール(牡、父クリソベリル、母パールデュー、美浦・森一誠厩舎)
祖母のブルーメンブラットはマイルCSの勝ち馬。叔父にはシュトラウス(東京スポーツ杯2歳S)がいる。「筋肉質で立派な馬格。いかにもダートの中距離が良さそう。まだトップスピードに入れたときにギアが上がり切らない感じだけど、しっかりと乗り込んできて仕上がり自体は順調です」と森一誠調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【8月3日(日) 新潟芝1600m】
◆プロメサアルムンド(牡、父モーリス、母アーモンドアイ、美浦・国枝栄厩舎)
ロードカナロア産駒の母は国内外でGIを9勝。本馬が2番仔になる。先週の追い切りはウッドチップコースで6F82.4-66.2-50.9-36.4-23.2-11.4の時計をマークし、古馬に先着した。「順調に追い切りの本数を重ねているし、見た目はスラッとしてきた。落ち着きがあるのもいい。フットワークが大きいし、新潟の広い外回りコースは良さそう。総合的な点数は高い」と国枝栄調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されており、今週の追い切りでコンタクトを取ることになっている。
(取材・文:竹之内元)