チェルシーが獲得を狙うハト [写真]=Getty Images チェルシーがアヤックスに所属するオランダ代表DFヨレル・ハトの獲得に迫っているようだ。28日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。
個人的な条件に関してハトと合意したと見られているチェルシーだが、アヤックスとのクラブ間交渉も順調に進展している模様。『アスレティック』が報じたところによると、未だクラブ間合意には達していないが、近日中に4000万ユーロ(約69億円)を超える移籍金で妥協が成立する可能性が高いという。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、チェルシーはハトの獲得に自信を覗かせていると指摘している。
2006年3月7日生まれで現在19歳のハトはセンターバック(CB)を主戦場とする左利きDFで、左サイドバック(SB)でもプレー可能だ。2018年夏にアヤックスの下部組織に加入すると、2023年1月にトップチームデビューを果たし、ここまで公式戦通算111試合で4ゴール9アシストをマーク。昨シーズンは公式戦50試合に出場し3ゴール6アシストを記録するなど、すでにオランダ屈指の名門で中心選手として活躍している。
ハトは現地時間27日に行われたプレシーズンマッチとなるコモ・カップ決勝でのコモ戦(●0−3)を欠場したが、これは負傷のリスクを回避したい選手本人からの申し出によるものだとも報じられている。また、代理人を務めるハンフリー・ナイマン氏も同選手がチェルシーと交渉中であることを明言。過去にはアーセナルなどからの関心も報じられていたが、今夏のチェルシー加入が現実味を帯びているようだ。
なお、チェルシーは今夏の移籍市場で精力的に動いており、イングランド人FWリアム・デラップ、同国代表FWジェイミー・バイノー・ギテンス、ブラジル代表FWジョアン・ペドロらここまで7名が新戦力として加入している。