Insta360は7月28日、360度カメラを搭載したクリエイター向けドローンの新ブランド「Antigravity」(アンチグラビティ)を発表した。8月に8K映像を撮影できる約249g以下の新製品を発売する。
新製品の詳細については現時点で未発表だが、複数のパートナー企業との共同開発によるAntigravity製品の設計思想の中心にあるのは、「360度没入フライト」をうたう新体験だという。
つまり、飛行しているドローンの一人称視点で見られるHMD(ヘッドマウントプレイ)が付属するFPVドローンのような製品だと予想できる。「DJI Neo」や「DJI Avata 2」などが競合製品にあたるだろう。
ただし、同社は「単なる(ドローンの)新製品を投入することが目的ではない」とアピールしている。Antigravityは「操作が難しそう」「時間がない」「自分にできるか不安」といったドローンに対する障壁を排除することが使命であるとして、初心者から上級者まで、従来のドローン操作や360度映像の撮影に伴う技術的な複雑さを取り除き、誰もが楽しめる空撮体験を追求しているという。
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Insta360は、360度カメラにおいてAIトラッキングや動画の自動編集といったソフトウェアを強みとしており、ドローンの新製品でもそうした技術を活用する見込みだ。
さらにAntigravityはユーザー参加型の開発を重視しているとして、共創プログラム「Antigravity Hub」も立ち上げる。ユーザーから寄せられたアイデアなどが、将来の新製品や新機能の開発に役立った場合は報酬も提供するという。
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