防犯対策に効果絶大…? 高校生が作った、目玉に衝撃「ホラーすぎるw」「ハリウッドザコシショウ」

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2025年07月29日 07:30  まいどなニュース

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ギョロッと見つめられたら泥棒もたじろいでしまいそう…。 ※高校生の電子工作日記さんのX動画より抜粋

「一家に一台、防犯対策にどうですか?」

【動画】目玉のリアルな動きに驚き!防犯対策にいかが?

3Dプリンターなどを駆使して、さまざまな電子工作を行っている高校生の電子工作日記さん(@hdiv6xeWxcLUS51)。

この度、防犯対策に最適なアイテムを作成。それをX(旧Twitter)に投稿したところ、13万のいいねが付く話題となりました。

家の玄関の扉に何やら機械的なものが取りつけられています。

拡大してみるとそれは――。

なんと、大きな目玉でした。

瞬きを繰り返しながら、縦横無尽に視線を動かして辺りの様子をさぐっています。

その様相はまるで、獲物を探しているよう――。

もし仮に、この家に泥棒が入ろうとしていたとしても、これを見たら逃げ帰ってしまいそうです。

この動画が公開されたXのリプ欄にも、多くの反響がありました。

「こわ」
「ホラーすぎるww」
「基盤むき出しなのがやばい物感強めてて好き」
「なんだろ…カワイイかも」
「オバケ屋敷のドアみたいに付けたいです」
「欲しい......」

また、『ドラえもん』のひみつ道具、『妖怪ウォッチ』のめだまん坊、『ハリーポッターシリーズ』のマッド・アイ・ムーディなど、有名メディア作品に登場したものを連想する人も。さらに、人気芸人・ハリウッドザコシショウさんの、目が飛び出たデザインのメガネ「クレイジーアイズ」を用いた定番ネタを思い浮かべた方もいました。

リアルな動きを追求するアニマトロニクス

今回、高校生の電子工作日記さんが用いたのは、アニマトロニクス(Animatronics)という技術です。

アニマトロニクスとは、「アニメーション」と「エレクトロニクス」を組み合わせた造語で、生物の造形を模したロボットを使用したSFX技術の一種。映画やTVでも、リアルな動きを表現する手法としてよく使用されています。

そんなアニマトロニクスによって、「目」の動きを表現した高校生の電子工作日記さん。作品を造られた経緯について、このように話します。

「サーボモーター(位置、速度などを制御できるモーター)がちょうど余っていたため、『何かに活用できないか』と考えていました。そんなとき、海外のサイトで偶然このデータを見つけ、『これは作るしかない!』と思い立ちました」

サーボモーターは、「瞬き用」、「上下方向の目の動き用」、「左右方向の目の動き用」と3点を使用。針金とモーターを組み合わせることで眼球を動かし、モーターはマイコンと呼ばれる電子部品で制御。動作パターンは完全にランダムにし、生き物のような動きを目指したといいます。

カメラ搭載などの改良も検討

次に、高校生の電子工作日記さんに本作品の制作工程についておうかがいしました。

「まず、海外のサイトから(本システムの)データをダウンロードし、自分の3Dプリンターに合わせてデータを変換しました。印刷には約2時間かかり、材料にはPLA(植物性プラスチックの一種、ポリ乳酸の略称)を37g使用しました。その後、印刷した部品とモーターを組み立て、プログラムを書き込みました。ですが、一度でうまく動いたわけではなく、プログラムの調整やモーターの角度の微調整を何度も行い、ようやく正常に動作するようになりました。制作時間は約4時間です」

苦心を重ねつつ、作業を行っていったという高校生の電子工作日記さん。

そして完成後、「もし泥棒や不審者が見たら結構怖いのでは?」と、防犯グッズとして玄関に設置することを思い立ちました。しかし、ここでも課題が。負荷がかかって壊れないようにしながらなめらかな動きを表現することが難しく、モーターの回転角度の微調整を入念に行ったとのことです。

さまざまな工夫を凝らし、時間をかけてついに完成した今回の作品。

ですが、まだまだ改良の余地があると、高校生の電子工作日記さんは考えています。

「現在、カメラを搭載できるように改造を進めているところです。構想では、装置のサイズは現在の3倍ほどになり、スマホから映像を確認できるようにする予定です。将来的には防犯カメラやドライブレコーダーとして活用できたらと考えています。また、人感センサーを取り付けて、目が人を追うような動作も加えたいと思っています」

一度の完成に満足せず、さらなる高性能を目指して取り組みを続ける高校生の電子工作日記さん。改良後の作品の公開も楽しみですね。

  ◇  ◇

現在高校3年生で、さまざまな電子工作を制作する高校生の電子工作日記さん。将来の進路についておうかがいしたところ、「今後もこのような電子工作を続け、将来はエンジニアとして働くか、モノづくりに関わる会社を起業したいと考えています」とのことでした。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))

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