山本由伸 7回1失点で9勝目の権利を手に降板、厳しい判定から失点もすぐに修正、カットボール・シンカーを効果的に配球

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2025年07月29日 10:36  TBS NEWS DIG

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■MLB レッズードジャース(日本時間29日、グレートアメリカン・ボールパーク)

ドジャースの山本由伸(26)が敵地でのレッズ戦に今季21度目の先発、7回、101球を投げて、被安打4、奪三振9、四死球2、失点1(自責点1)、防御率は2.55から2.48。序盤はカットボールとシンカーを効果的に使い、終盤はスプリットと好投を見せた。

直近2試合で勝敗はついていないが好投している山本、前回23日ツインズ戦の登板後には「僕はとにかく必死に何とかチームに貢献できるようにやるのみ」と話していた。この日は昨季5月27日以来のレッズ戦、このグレートアメリカン・ボールパークで敗戦投手となっている。

気温31℃、湿度71%と蒸し暑い中でリベンジをかけたマウンド、4連勝中と勢いに乗るレッズ打線に対して1回、1死からヒットを打たれると3番・E.デラクルーズ(23)には四球で1死一、二塁のピンチを招くと、4番・A.ヘイズ(30)にはカウント0−2と追い込んでから外角低めに完璧なスプリット、中継局のストライクゾーン表示には完璧に入っていたが、ボールと厳しい判定。

続くボールがそれよりも甘く入りレフト前ヒットで1死満塁とピンチを広げてしまった。5番は昨季までチームメイトだったG.ラックス(27)、カットボールで詰まらせたが、ボテボテのセカンドゴロで3塁走者がホームに還り、1対1の同点。判定に泣かされた失点となってしまった。

2回、レッズの下位打線に対しては思い切ったピッチング、7番・T.スティーブンソン(28)、8番・W.ベンソン(27)には高めのストレートで2者連続空振り三振、9番・N.マーティ(23)には内角に切り込んでいくシンカーで詰まらせてファーストゴロと3者凡退に打ち取った。

3回には先頭打者のツーベースを許すと、1死二塁で3番・デラクルーズにはカットボールで詰まらせたが、レフト前への浅いフライ。M.コンフォート(32)もダイビングキャッチを試みたがグラブに当てたが捕球できず、1死一、三塁とピンチが広がった。

それでも山本は4番・ヘイズをスプリットで空振り三振、5番・ラックスはカットボールで詰まらせてショートフライ、左打者へのカットボールが効果的に効いていた。

5回には1死一、三塁から2番・大谷翔平(31)がセンターオーバーの2点タイムリーツーベースを放ち、3対1と勝ち越した。

点を取ってもらった山本は5回、先頭打者を1球で打ち取ると、2死から2番・マクレーンはカットボールで空振り三振とテンポよく勝ち投手の権利を手にした。

6回、先頭の3番・デラクルーズはシンカーで見逃し三振、4番・ヘイズもシンカーでサードゴロ、6番・スティーアもシンカーで詰まらせてサードファウルフライとこの回は全てシンカーで打ち取った。

5対1と4点リードして7回のマウンドに上がった山本、先頭の7番・スティーブンソン、8番・ベンソンはスプリットで2者連続で空振り三振と終盤は追い込んでからスプリットを使った。山本は7回、101球を投げて、被安打4、奪三振9、四死球2、失点1(自責点1)、序盤はカットボールとシンカーを効果的に使い、終盤はスプリットと好投を見せて中継ぎにマウンドを託した。
 

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