“守備の要”が語るギェケレシュへの期待…昨季CLで対峙したサリバ「対戦するのがどれほど恐ろしいか…」

　アーセナルに所属するフランス代表DFウィリアン・サリバが、新加入のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュについて言及した。28日、イギリス紙『デイリーメール』がコメントを伝えている。

　今夏の移籍市場で精力的な動きを見せているアーセナルは現地時間26日、スポルティングからギェケレシュを獲得したことを発表。今夏6人目の新戦力として加入した待望の大型ストライカーは、クラブ歴代最多得点記録保持者の元フランス代表FWティエリ・アンリ氏も背負った「14番」を継承することに。移籍金はパフォーマンスやチーム成績によって変動する追加費用を含めると、総額7600万ユーロ（約131億円）に上ると報じられている。

　スポルティングで公式戦通算102試合出場97ゴール28アシストという驚異的な数字を残したギェケレシュだが、2年間の在籍期間中に一度だけアーセナルと対戦している。それが、アーセナルが5−1で勝利した昨シーズンのチャンピンズリーグ（CL）リーグフェーズ第5節。ギェケレシュは当時を「本当に強くて対戦するのが難しいチームだと感じた」と振り返り、加入の決め手の一つになったと語っている。

　この試合で無得点に終わったものの、サリバとブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスというアーセナルが誇る鉄壁センターバック（CB）コンビを相手に独力でフィニッシュまで持ち込むなど、能力の高さを見せつける場面もあったギェケレシュ。対峙したサリバは「彼がどれほど優れた選手か、そして彼と対戦するのがどれほど恐ろしいか僕たちは知っている」と前置きした上で、次のように期待を口にした。

「ゴールを決めるストライカーと対戦する時には集中力が必要になる。今、彼は同じチームにいて、僕たちのためにゴールを決めてくれるだろう。それは素晴らしいことだ。彼がこのクラブにいることをとても嬉しく思っているし、チームの勝利とタイトル獲得に貢献してくれると確信しているよ」

　プレミアリーグでは3年連続2位に終わっているアーセナル。ギェケレシュやスペイン代表MFマルティン・スビメンディら即戦力を多く獲得した今シーズンは悲願のタイトル獲得となるだろうか。サリバは「過去3シーズンから学ばなければならない。僕たちの目標はプレミアリーグ優勝だ。開幕戦から全力を尽くす。新加入選手も多くいるし、彼らが優勝に貢献してくれることを期待しているよ」と意気込みを示している。