プールで溺れた小1男児死亡=学童保育中、監視態勢など捜査―警視庁

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2025年07月29日 12:31  時事通信社

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時事通信社

警視庁本部=東京都千代田区
 東京都小金井市のスポーツクラブのプールで市内の小学1年の男児(6)が溺れた事故で、男児が死亡したことが29日、警視庁小金井署への取材で分かった。民間が運営する学童保育の一環でプールを訪れており、同署は業務上過失致死容疑を視野に、監視態勢に問題がなかったかなどを調べる。

 同署などによると、事故は28日、小金井市緑町の「メガロス武蔵小金井店」で発生。男児は午前10時半ごろから25メートルプールで遊んでいたが、約10分後にうつぶせで浮いているのをスポーツクラブの従業員が見つけ、連絡を受けたエリア責任者が119番した。意識不明の状態で救急搬送されたが、同日夜に死亡が確認された。

 プールは水深約1.2メートルで、男児らが遊んでいたエリアには高さ約40センチの踏み台がコの字形に置かれていた。男児は身長約113センチで、踏み台がない中央部分で浮いていたという。

 男児は系列の別店舗が運営する学童保育に所属し、当日は小学生十数人とともにメガロス武蔵小金井店のプールで活動していた。スポーツクラブの従業員とアルバイトの少なくとも2人が水中とプールサイドから見守っていたほか、学童保育の引率者がいたとの情報もあり、同署が詳しい状況を調べている。

 スポーツクラブの運営会社は「詳細は判明しておらず、調査を継続している。会員の皆さまにご心配をおかけし、深くおわび申し上げる」とのコメントを発表。29日までのキッズスイミングスクールについて、「諸般の事情により全店休講とする」とした。 
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