JPドラゴン幹部に懲役3年6月=特殊詐欺で現金引き出し―東京地裁

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2025年07月29日 15:31  時事通信社

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時事通信社

東京地裁=東京都千代田区(AFP時事)
 フィリピンを拠点とした特殊詐欺事件に絡み、キャッシュカードで現金を引き出したとして、窃盗罪に問われた現地の日本人犯罪組織「JPドラゴン」幹部小山智広被告(51)の判決が29日、東京地裁であり、福家康史裁判官は懲役3年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。

 小山被告はJPドラゴンのナンバー3とみられ、「ルフィ」などと名乗る広域強盗事件のリーダー格、渡辺優樹被告(41)=強盗致死罪などで起訴=が率いた特殊詐欺グループの元メンバーだった。フィリピン当局に身柄を拘束され、2024年11月に日本へ送還された。

 福家裁判官は「組織的・職業的に行っていた犯行の一環で、非常に悪質」と非難。小山被告がうその電話をかける班のリーダーで、メンバーの管理をしていたなどと指摘し、「組織全体が効率的に犯罪を遂行できるよう重要な役割を果たした。刑事責任は重いと言わざるを得ない」と述べた。

 一方、反省の態度を示し、全額を弁償していることなどから、懲役3年6月が相当と判断した。

 判決によると、小山被告は渡辺被告らと共謀し、19年4月、特殊詐欺の被害に遭った都内の50代女性からキャッシュカード8枚を盗み、現金約70万円を引き出した。 

このニュースに関するつぶやき

  • 随分寛大な判決だよね。他の被告達も自分達の刑が軽く済むだろうと思って喜んでいるんじゃないの?
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