※画像はイメージです―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。
◆女性たちは笑顔の裏で、実はめちゃくちゃ嫌悪しているかも?
同僚女性たちから頼られているとか尊敬されていると思っていたが、実は一切好かれていなかったとしたら……!?
会社の女性たちが表向きは笑顔で接してくれていたとしても、裏でめちゃくちゃ嫌悪されているなんていうケースは少なくありません。
そういった自身への好感度の勘違いをしている40代男性の共通点としてよく挙がってくるのが、女性に対してはやさしく紳士的に振る舞っているものの、男性の同期、後輩、部下へは無自覚で態度が変わってしまっているということ。
女性たちは自分に向けられた言動だけでなく、他者に向けられた言動もしっかり見ているもの。いくら女性陣への接し方や態度に問題がなくても、同性である男性陣への態度にマイナス要素があると、それで一気に幻滅されてしまうものなのです。
そこでここから、「会社で同僚女性たちから“陰でドン引きされている40代男性”の特徴」を3つ、紹介していきます。
◆“上”にはヘコヘコしているのに“下”には威張り散らす
昨今は、後輩や部下へのパワハラ問題もよく取り沙汰されているものの、きちんと理に適った指摘となっており、人格否定の暴言などがなければ、厳しい指導も悪くはないでしょう。
ただ気分次第で八つ当たりのように後輩男性や部下男性に、理不尽な叱責をしたり嫌味を言ったりしているとしたら、パワハラ問題に発展しかねないですし、それを周囲から遠巻きに見ていた女性からも不評を買うでしょう。
さらに、部下や後輩には強気で横柄な態度を取っているのに、上司や先輩、クライアントといった目上の人に対しては、下手(したて)に出たり媚びを売ったりするような低姿勢でいるとしたら、どうでしょうか?
「“上”にはヘコヘコしているのに“下”には威張り散らすダサいおじさん」という評価を下されてしまうかもしれません。
必ずしも“下”に厳しく接することが悪いわけではないのですが、自分より立場が弱い男性を見下すように高圧的な態度を取ることや、“上”と“下”でコロコロ態度を変えていることが、女性陣をドン引きさせているというわけです。
◆自分にだけ甘々で他責思考から責任転嫁ばかりしている
部下や後輩といった目下の男性へは理不尽に厳しくしているのは悪印象ですが、百歩譲って、自分に対しても非常に厳しく律しているのであれば、まだマシでしょう。
しかし同僚女性たちに裏で嫌われているタイプの40代男性は、往々にして自分には甘いことが多いのです。
最たるものとして挙げられるのが他責思考。自分に落ち度があるにもかかわらず、「俺は悪くない」と責任逃れをする姿などはイメージダウン必至。
自分の落ち度を部下の責任としてなすりつけるのがNGなのは言わずもがな。それだけでなく、仮に部下のミスで発生した問題だったとしても、当然ながら上司にも責任があるわけですが、そんなときも部下だけに責任を押し付けて逃げるような保身行動をしていると、印象は悪いでしょう。
また、会社でかかわるプロジェクトがうまくいっていないときに「上司が悪い」「チームが悪い」と責任転嫁したり、ほかにも漠然と自分の人生がうまくいっていないことに対して、「社会が悪い」「会社が悪い」と愚痴ったりするのも、引かれてしまう要因。
自分にだけ甘々で他責思考から責任転嫁ばかりしていると、「器の小さい男」と見なされてしまうのです。
◆仕事・趣味の武勇伝や自慢話を何度も何度も披露する
目下の人に理不尽に厳しくしたり、自分には甘く責任逃れしたりといった“ネガティブな発言”は、嫌われる要因になるわけですが、かといって“ポジティブな発言”ならば問題ないというわけでもありません。
「うちの会社のあのサービスあるでしょ? 立ち上げたの俺だよ、俺。中核メンバーだったから大変だったけどやりがいあったなぁ」
「時計(高級腕時計)を集めるのが好きで総額にすると何百万にもなるんだけど、投資にもなるから一石二鳥で賢い趣味でしょ(笑)」
こういった武勇伝や自慢話は“ポジティブな発言”ですが、口を開くとそんなことばかり意気揚々と語る40代男性は煙たがられがち。
しかも、そういった話題を何度も何度も披露する40代男性もいるもの。
同僚女性からすると直接自分が聞かされているわけではなくとも、その40代男性がことあるごとに男性部下や男性後輩に語っている姿や声は、目障りだし耳障りと感じることもあるでしょう。
◆女性にだけ良い顔していればOKという考え方は女性を舐めすぎ
“上”には低姿勢で“下”にだけ理不尽に接したり、自分には甘くて他責思考から責任転嫁ばかりしていたり、ことあるごとに仕事・趣味の武勇伝や自慢話をしていたり、こういった言動が同僚女性をドン引きさせているわけです。
もし、「そういった発言や行動は女性に直接していなければ嫌われることはない」、そう思い込んでいたのだとしたら、それは女性を舐めすぎというものです。
<文/堺屋大地>
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi