日本財団とリヴァプール財団がパートナー契約締結 30日の試合で子ども3000人招待実施&来場者全員プレゼントグッズも

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2025年07月29日 17:16  サッカーキング

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リヴァプールのリンダ・ヘンリーオーナー、遠藤航、日本財団の笹川理事長、リヴァプール財団のパリッシュCEO(左から)
 日本財団とリヴァプール財団がパートナーシップを締結。29日に調印式を行った。

 日本財団は今回のパートナーシップ締結によって、慈善試合の開催や子どもたちの招待、スポーツを活用した子ども向け教育プログラムを協同で開発・実施していくと発表している。第1弾の取り組みとして、2025年度に日本の子どもたちを主な対象として、観戦やエスコートキッズに招待する事前試合の開催(翌30日に開催する『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団』も対象となり、約3000名が招待されている)、サッカーを活用したリーダーシッププログラムを共同開発し、指導者育成をしながら、年間約1万人に展開、今後はアジア各国に拡大していくことを目指すとしている。

 式には日本財団の笹川順平理事長と、リヴァプール財団のマット・パリッシュCEOが出席。「社会のために両者が手を組み、大きく動き出そうというムーヴメントのスタートにいると思います。両者は似た志を持っています。ともに乗り越えていこうというスピリッツが結び付けたと思っています。この提携で最大限の強みを生かしていきたいと考えています」(笹川)、「世界でも有数の2つの財団がパートナーシップを組むこをうれしく思います。(リヴァプールのスタッフなので)バイアスはあると思いますが、世界でもベストなサッカークラブが持つ財団だと思っています。これまではリヴァプールの街で努力をしてきましたが、これからは世界でも展開していきたいと考えており、アジアでも有数の財団と組めることをうれしく思います」(パリッシュCEO)と、それぞれ喜びを語った。

 笹川理事長は「最初はリヴァプールのフットボールクラブが持つ魅力に着目しました」ときっかけに言及。「再生を図ってきた街であり、世界でここまで愛されるフットボールクラブを見たことがありません」とリヴァプールを称し、「リヴァプール財団が持つ知識、経験を我々は必要としていました。特にフォーカスしているのは日本の子どもたちで、単発の試合ではダメで、社会を動かすには継続性が重要です。リヴァプール財団と提携しながらプロジェクトを続けることをベースに、偶然もありましたが、リヴァプールが日本に来てくださることが春ごろにわかり、我々は当然として、多くの子どもたちを招待したいと話してきました」と、翌日に控えた親善試合の冠スポンサーを務めるに至った経緯と、これからもともに活動していきたいと続けている。みて、社会的なインパクトを大事にしているので、実際に日本で変化を起こせたかを冷静にジャッジしながら、話ながらやっていく必要性があると思う。

 両者はサッカー、スポーツをきっかけとし、子どもたちが大きな夢を抱ける、世界で活躍できるリーダーが生まれることに期待。「行き場を失っている若者を社会に関与させたいと考えています。我々もそのような考えを持ち、若い人にインスピレーション、サッカー、新しい機会を日本財団とともに提供したいです」(パリッシュCEO)と、人材育成や社会貢献、社会変革への足掛かりにしてもらえる活動にしていきたいと続けている。

 また、会見では今回の契約に際して、30日の試合で、来場者全員に両者の名前が刻印されるオリジナルのリヴァプール公式ウォーターボトルをプレゼントすることも併せて発表している。会見後には会場を移動し、締結の記念撮影も実施。両財団関係者以外に、リヴァプールのオーナーで、ジョン・W・ヘンリー氏の夫人でもあるリンダ・ヘンリー氏、クラブレジェンドのイアン・ラッシュ氏、ルーカス・レイヴァ氏、イェジー・デュデク氏、所属選手である遠藤航も入れ替わりながら登場している。

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