福岡市地下鉄1000N系「No01編成」引退を報告、車両の一部を保存へ

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2025年07月29日 17:20  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
福岡市交通局は29日、福岡市地下鉄の開業当初から運行していた1000N系「No01編成」の引退を報告した。同編成は7月22日に最終運行を行い、44年間にわたり担ってきた旅客輸送サービスから引退したとのこと。車両の一部で保存を進めていることも明らかにした。


1000N系は、1981年の地下鉄開業時に製造され、1984年に地下鉄初のワンマン運転を開始した1000系を1997〜2004年度に改造(制御方式をVVVFインバーターに変更、車内案内表示器・車いすスペースの設置など)した車両。1000系はセミステンレス製の車体に、玄界灘を表現した青と白のストライプを特徴としており、この外観は現行の1000N系にも受け継がれた。



中でも「No01編成」は、1000系の第1編成として近畿車輛で製造された後、博多臨港線経由で輸送され、福岡市地下鉄の開業当時から運行された車両だという。


現在、福岡市交通局は地下鉄空港線・箱崎線で新型車両4000系を導入し、老朽化した1000N系の置換えを進めている(2027年度までに全18編成を更新する予定)。44年間活躍した1000N系「No01編成」の引退にあたり、「これまで多くの皆様にご乗車いただきましたことに心から感謝申し上げます」とコメント。「No01編成」における車両の一部は保存を進めているとのことで、「またお目にかかれる日をお待ちください」としている。(MN 鉄道ニュース編集部)

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