27日までポーランド・ウッジで行われたバレーボールネーションズリーグ(VNL)で4位だった女子日本代表が29日、成田空港に帰国した。今季から主将を務める石川真佑(25)が取材対応。「チームとして新しくなってから初めてのVNLで、ベスト4に入れたことは自信になった」と振り返った。
予選ラウンドは9勝3敗の3位で通過。準々決勝でトルコをフルセットで破ったものの、準決勝でブラジルに2−3で敗れ、3位決定戦も開催国のポーランドに1−3で敗戦。同大会初となる2大会連続のメダル獲得を逃した。
チームの総合力で強豪と渡り合える手応えを示した一方で、勝負どころでミスが命取りとなった。石川は「個人としても苦しい時に取り切れる力が今まで以上に必要」と強調。その上で「ミスを減らせば絶対に勝てる相手。戦ってみて感じることができた」と、この経験を教訓にする構えだ。
新たな役割を力に変えている。パリ五輪後に現役を退いた絶対エース古賀紗理那さんの後釜に座り、今季からキャプテンに就任。日の丸を束ねる重責を担うが「周りからのサポートで、自分のことに集中しながらも周囲を見られている」と充実感を漂わせる。
来月末に世界選手権が開幕。「VNLでもしっかりと戦えたので、常に自信を持ってやっていきたい。もう一段精度を上げて、世界バレーに向けて全員で準備していきたい」と力を込めた。【勝部晃多】
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