<阪神1−0広島>◇29日◇甲子園
阪神坂本誠志郎捕手(31)が勝負のカードを惜しげもなく切り、大ピンチ脱出に導いた。
「1−0」の展開が続いた中盤6回。1死一、二塁のピンチを招いたところで、内野を集めて先発大竹のもとへ駆け寄った。その後2死満塁となった直後には安藤投手チーフコーチを交えて再びマウンドへ。1イニング2度の「間」を取り、最後は坂倉の二ゴロで無失点に切り抜けた。
1点リードのまま、続く7回の守備では無死満塁のピンチで代打野間。即座に安藤コーチを交えてマウンドへ集まった。直後に野間は投ゴロでのホームゲッツー。2死二、三塁となり、またも坂本は単独で大竹のもとへ駆け寄った。2人で話し合った直後、1番大盛を左飛に打ち取り無失点で切り抜けた。
規則では9回までに捕手がマウンドにいける回数は3回まで。延長戦に入るとそれまでの回数にかかわらず、1回のみ行くことが許される。ただし、投手コーチがマウンドに向かう時は別カウント。コーチは1人の投手につき1イニングに1回マウンドに向かうことが可能となっている。
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限られた回数の中、坂本が2イニングのうちに挟んだタイムは計4度。終盤の大ピンチで勝負のカードを惜しげもなく繰り出し、無失点に封じ込めた。
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