作家今村翔吾氏(41)が29日、大阪・天神橋の大阪天満宮で小説「幸村を討て」(中央公論新社)の“爆売れヒット祈願”を行った。
今年の第13回「大阪ほんま本大賞」を受賞。同賞は「大阪の問屋と本屋が選ぶ『ほんまに読んで欲しい1冊』」がキャッチコピーで、大阪府や大阪府民に関係する書籍が対象となっている。
2022年(令4)1月に「塞王の楯」で直木賞を受賞した今村氏にとっては、受賞後の第1作。昌幸、信之、幸村の真田父子と、徳川家康、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永らの思惑が交錯する大坂の陣の物語。22年3月に単行本として出版され、昨年11月に文庫化された。
出版関係者と共にヒット祈願をした今村氏は「本当にありがとうございました。この本は今まで無冠のままでしたが、サイン会でも小・中・高生が多い不思議な作品なんです。幸村という名前にひかれる人が多いのかなと思います。ちょっと(徳川)家康に対して“ざまあみろ感“ないでしょうか。関西人の、僕らより年配の層が本能的に持っている“関東、なんぼのもんじゃい”を具現化した作品でもあると思います。阪神が巨人を倒した気分みたいな、大阪の方、スカッとしますよ! といった勧め方もあるのかな」と幸村を阪神に例えて笑いを誘った。
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