【アイビスSD展望】好走データに当てはまるカフジテトラゴンが重賞初制覇へ

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2025年07月30日 06:00  netkeiba

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アイビスSDに出走予定のカフジテトラゴン(c)netkeiba
 夏の新潟競馬名物、直線1000mを舞台に行われるスプリント重賞アイビスサマーダッシュ。電光石火のスピード勝負が繰り広げられる唯一無二の特殊条件だけに、過去の傾向からもコース適性が何よりも重要視される一戦だ。今年も千直巧者を筆頭に、快速自慢のメンバーが揃った。

1.前走2着馬が馬券の軸、複勝率は50%超え

 過去のデータを分析すると、前走で2着だった馬は[1-4-1-5]で複勝率54.5%という驚異的な数値を記録している。これは3着以内に入る確率が非常に高いことを示しており、馬券の軸として最適だ。さらに、複勝回収率も112%と妙味も十分で、人気に関わらず信頼できるローテーションと言えるだろう。惜敗をバネにここで勝ち切るケースも想定され、最優先で評価すべきデータだ。

2.狙いは断然の同距離組、千直適性が最重要

 当レースは直線1000mという特殊な条件で行われるため、コース適性が色濃く反映される。前走で同じく1000m戦を使われていた馬は[5-7-1-38]で複勝率25.5%と、今回距離短縮で臨む馬の複勝率14.8%を大きく上回る。単勝回収率も205%と高く、千直からのローテーションで挑む馬が好成績を収めている。経験値がモノを言う舞台であり、同距離組を中心に馬券を組み立てるのがセオリーだろう。

3.牝馬が断然優勢のレース

 過去の成績を見ると、性別によって明確な差が出ている。牝馬は[8-5-6-66]で複勝率22.4%、複勝回収率も88%と安定した成績を残しているのに対し、牡馬は[2-5-4-62]で複勝率15.1%、複勝回収率60%と大きく見劣りする。特にセン馬は[0-0-0-8]と一度も馬券に絡んでおらず、苦戦傾向が顕著だ。斤量の恩恵も受けやすい牝馬が有利なレースであることは間違いなく、予想の上で重要なファクターとなる。

 カフジテトラゴンは、好走条件の多くに合致する今回最も注目すべき一頭だ。前走は同距離の駿風Sで2着に好走しており、複勝率54.5%を誇る「前走2着馬」のデータにピタリと当てはまる。6歳牝馬という点も、牝馬優勢のデータと合致。何よりも特筆すべきは、舞台となる新潟千直での戦績が[0-4-0-0]と連対率100%を誇る点だ。百戦錬磨の千直巧者が、データの後押しを受けて悲願の重賞初制覇を狙う。

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