【DeNA】送りバント失敗に牽制死…ミスの目立つ手痛い敗戦に指揮官「その次なんとかってところが空回りしてしまった」

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2025年07月30日 08:16  ベースボールキング

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DeNA・三浦大輔監督(写真:萩原孝弘)
 勝利の女神はミスを嫌う。DeNAは連勝中のヤクルトに付け入る隙を与えてしまい、前カードから数えて3連敗を喫してしまった。



 1-5の完敗劇の裏には、やはりミスがあった。



 1-3で迎えた5回、先頭の神里がヒットで出塁したが、東がバント失敗。さらにその後、神里が牽制死と負の連鎖が続くと、すぐあとの6回に先頭のホセ・オスナに手痛いソロを浴び点差を広げられた。



 8回には無死1-2塁で中川颯がノーマークで3盗を許し、山田哲人の犠牲フライでダメ押しの5点目を与えてしまい万事休すとなってしまった。



 その他にも細かいところでは2回、この日復帰の村上宗隆のソロだけで抑えたかった東克樹だったが、不運な当たりにも泣かされ2死満塁のピンチを迎え、1番の岩田幸宏にセンターに運ばれてしまう。1点の追加は当然ながら、センターの神里和毅がファンブルしセカンドランナーのホームインまで許してしまう。2アウトでランナーも俊足ではあるが、打球の位置的にホームクロスプレーにはなっていたと思われるだけに、しっかりと処理したいところは否めない。



 三浦監督は「いまはなかなか噛み合わないところでのミスがね…」と渋い表情。「今日だけではなく甲子園でもありましたから、そういうところはしっかりとやっていかないといけない。選手の持っているモノはこんなもんじゃないんで、それを出させてやれないのはこちらの責任です」と自戒した。



 東自身も「バントのミスなどもありチームに勢いをつけることができずに申し訳ない」と振り返る5回の連続のミスと、そのあとの痛いホームランに指揮官は「ミスした、送れなかったからホームランを打たれたわけではないと思うんですけれど」と前置きしながらも「東はバントは上手い選手ですから、その中で決められなかった、送れなかったという気持ちに本人はなったと思います。その次なんとかってところが空回りしてしまったというところですけどね」と負のサイクルに陥ってしまったことを悔やんだ。



 投打とも波に乗れないベイスターズ。いまこそ凡事徹底で現状を打開してもらいたい。



取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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