写真はイメージです 年齢によるものなのか、はたまた酷暑のせいなのか、今年は汗がすごい。顔はもちろん、脇(ワキ)汗も半端なく、汗じみやニオイも気になります。そんな悩みを抱えている大人女性も多いのではないでしょうか。
脇汗の救世主といえば制汗剤ですが、最近は種類も豊富です。色々あってどれを購入すれば良いのか、自分にはどれがあっているのかわからないものです。そこで、40代女性の脇汗を防ぐならこれ! というおすすめの制汗剤をご紹介します。
◆ロールオン、スティック、スプレー、どれが正解?
ドラッグストアの制汗剤が置いてある棚を見ても、とにかく種類が多い。しかも、男性向け、女性向けにも分かれているため、どれが良いのかわからなくなります。
ちなみに最近、化粧品はジェンダーレスが一般的になりつつありますが、制汗剤は配合成分が女性特有の悩みに対応しているため、やはり女性用のものを選ぶのがおすすめ。特に40代になると若い頃とは違い、ホルモンバランスの変化での発汗やニオイに変化も出てくるため、それに対応できるものが良いでしょう。
制汗剤の種類は大きく分けると、
・ロールオンタイプ
・スティックタイプ
・スプレータイプ
などに分かれますが、それぞれに長所と短所があります。
◆まずは、それぞれの長所と短所を紹介
●ロールオンタイプ
長時間、汗をしっかり抑えたいならロールオンタイプ。塗布部分が回転ボールになっていて、液体を脇の下にピタッと密着させることができます。ただし、液体が乾くまでに時間がかかるので注意しましょう。
●スティックタイプ
サラサラ感と高い制汗効果を叶えるならスティックタイプ。狙った場所に直接塗布することができるので便利です。密着力も高く、長時間外出する時におすすめ。携帯しても液漏れの心配がないので、日中の塗り直しにも使えます。汗じみの悩みがある人はこちらを選ぶと良いでしょう。ただ、服についた時にベタつくこともあるので要注意。
●スプレータイプ
手軽に広範囲をケアするならスプレータイプ。学生時代は、スプレー一択と思っていたのですが、年々物足りなさを感じることもあり。ただし、素早く、汗対策したい、広範囲にケアしたい時にはスプレーが最適です。しかも、脇の下はもちろん、首筋や背中などにも使用可能。香りも色々あり、ニオイ対策にも役立ちます。汗を防ぐ効果は、ロールオンやスティックに比べて若干劣る感じがあり。
◆日中の塗り直しや旅行にはシートタイプを
そのほか、日中の塗り直し、旅行や出張で飛行機に乗る際は、シートタイプが最適。脇だけでなく首元や腕などのケアも可能で、一気にリフレッシュできます。
あとは、クリーム、ジェルタイプ、今年はさらに強力なバームタイプなども登場しています。
制汗剤は「長時間の効果」か「手軽さ」かなど、目的やシーンにあったものを選ぶと良いでしょう。
◆結論! 夏を乗り切るなら合わせ使いが最強
40代は汗の量や質も変わってくるので、今まで使っていた制汗剤に物足りなさを感じていました。そこで、色々なタイプを試してみた結果、筆者の結論はこちら。
ロールオンもしくは、スティック+スプレーの重ね使いが最強! でした。
実際に使用したアイテムはこちら。
・スティック:デオコ®︎ 薬用デオドラントスティック(医薬部外品)
・ロールオン:エイト・フォーロールオンAa(医薬部外品)
・スプレー:エージーデオ24 デオドラントスプレー
(各・オープン価格)
外出の際に色々アイテムを変えながら試してみたのですが、今年はとにかく暑さが異常。かなり手強かったです。汗でびっしょりになることもしばしば。そんな時に試してみたのが「2つ使い」。メーカーは推奨していないかもしれませんが、これはかなり効果的でした。
◆重ね使いは避けたい……という人には
ロールオンやスティックタイプを馴染ませた後にスプレーをすると表面サラサラで、かつロールオンやスティックでケアした効果も発揮してくれるので、汗染みも気になりませんでした。外出先であまりにも汗がひどい時にはシートタイプをプラス。こちらも、携帯しておくと便利です。
どうしても重ね使いは避けたい……という人には、今年8×4から登場したバームタイプ(8×4デオドラントパテ/オープン価格)のようなアイテムも。メイクのようにスポンジで気になる部分に塗るのですが、手も汚れず、かつしっかり塗ることができます。スティックタイプをスポンジで塗っているようなイメージでしょうか。塗ってすぐにサラサラになるし、密着力もあります。パフで塗る手間、パフを洗わないといけない手間がありますが、脇汗が気になる人は試してみる価値ありです。
今年は異常な暑さなので、1つでOKとは思わず、重ね使いやこまめな塗り直しをするのも良いでしょう。まだまだ暑い日は続きそうなので、ぜひいろいろ試して、自分なりの組み合わせを見つけてみてください。
<写真・文/佐治真澄>
【佐治真澄】
美容ライター/化粧品会社のPR経験をもとにライターとして活動を開始。現在はWEBを中心に多くの媒体で美容記事を執筆。スキンケア、メイク、ボディ、ヘアケアなど幅広いジャンルに精通。