最近SNSでじわじわ話題になっている「恐怖心展」をご存じですか?
「恐怖心展」は五感を通して恐怖を感じる、いわば体験型心理系ホラーの展示会です。
自分の中に潜んでいた恐怖と向き合う、不思議な夏の体験ができるかも?
ホラー好きのisutaエディターが体験してきたので、どれくらいの怖さなの?と思った方は、ぜひ参考にしてみてください。
恐怖心展 / 東京・渋谷
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東京・渋谷のBEAMギャラリーで7月18日(金)〜8月31日(日)の期間限定で開催されている「恐怖心展」。
タイトルからしてホラー系!? となりそうな展示ですが、恐怖心と同時に好奇心を刺激される方も多いかもしれません。
「恐怖心展」は、集合体恐怖症や先端恐怖症、閉所恐怖症といった「〇〇恐怖症」にフォーカスした展示で、普段は意識していないような、自分の中に潜んでいた恐怖心に気づかされる人もいるんだとか…。
ただのホラーではなく、自分の“恐怖”の感覚を深く探っていく展示なんです。
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会場には、存在、社会、空間、概念の4つの恐怖心がテーマになったブースがあり、「そこにあるものへの恐怖」「自分がそれになることの恐怖」「そこにいることへの恐怖」「物事そのものへの恐怖」がそれぞれ表現されています。
多くの人がゾッとする“定番の恐怖”から、分かる人には刺さる“マニアックな恐怖”まで、「怖い」の種類はさまざま。
1つ1つの空間で“違う種類の怖さ”と向き合うような感覚が味わえますよ。
一見シンプル。でもいつの間にか恐怖心に変わっているかも…一見すると、「これを恐怖に感じる人がいるんだ」となりそうな展示も、説明書きを読んでいくうちに自分の中の恐怖心が呼び起こされるかもしれません。
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例えばこの展示は、あるデザイン事務所のデスクに置かれていた電話。
その会社の新人男性は会社の伝統的なルールに則り、クレーム処理の電話対応を1人でやっていました。
数カ月後、その男性は電話の呼び出し音に強い恐怖を感じるようになり、ついには鳴ってない電話の音まで聞こえるようになったそうです。
これは、誰もが一度は目にしたことがある給食を食べ終わった後の食器。
隣にあるヘッドホンを耳に当てると、誰かが食べるときの「くちゃくちゃ」というような咀嚼音やフォークがぶつかる「ガチャガチャ」という音が聞こえてきて、ずっと聞いてるとだんだん恐ろしくなる…かも?
五感を使うことで恐怖心を想像しやすくなり、世界観に入り込めるので、ホラー好きの人にはもちろん、好奇心旺盛な人には興味深い展示になっています。
この夏は、心理系ホラーを体験してみる?恐怖心展は、じっくり見る場合は1時間〜1時間半くらいかかりそう。
展示会には、オリジナルTシャツ(税込4000円)やステッカー2種セット(税込800円)、クリアファイル2種セット(税込1000円)、じっくり展示の内容を見返したい人にはたまらないパンフレット(税込1300円)などのグッズが用意されています。
展示物が印刷されたガチャガチャ(税込100円)もあるので、ぜひ思い出に回してみてくださいね。
ゾクっとする感覚に包まれながらも、思わず見入ってしまうこと間違いなしなので、気になる方は今年の夏のお出かけ先にしてみてはいかがでしょうか。
恐怖心展 場所:BEAMギャラリー(東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAM 4階) 会期:7月18日(金)〜8月31日(日) 開催時間:11:00〜20:00 ※最終入場は閉館30分前まで 入館料:税込2300円 ※小学生以上は有料 公式HP:https://kyoufushin.com/