大阪・関西万博 (C)ORICON NewS inc. 津波注意報発令を受け、大阪・関西万博は30日、来場者向け公式ポータル「EXPO 2025 Visitors」に「重要なお知らせ」を掲載した。
【画像】大阪・関西万博 会場内「喫煙所」マップ 正午ごろの更新で「現在、大阪府に津波注意報が発令されております。到達予想時刻は12時00分で、予想される最大波の高さは1メートルです。博覧会の会場は、津波の高さよりも8メートルと十分に高いため、通常通りの営業をつづけております」と案内。
その上で、「津波注意報により、尼崎市臨海部の一部に避難指示が発令されましたので、尼崎P&R駐車場の受け入れを停止し、シャトルバスの運行を停止しています」、「津波注意報により、夢洲浮桟橋の利用を停止します。このため、堺旧港発夢洲11時着と中央卸売市場前港発夢洲11時40分着の船は欠航となります」と変更点を伝えた。「今後の運営情報は決定次第追って掲載いたします」としている。
気象庁は30日、ロシア・カムチャツカ半島で同日の日本時間午前8時24分ごろに発生した地震を受け、日本列島の広い範囲に「津波警報」「津波注意報」を発出した。大阪府にも「津波注意報」が出ており、大阪・関西万博(大阪・夢洲)のエリアにあたる。
万博会場は、大規模地震に備えて整備されている。公式サイトでは「会場は、南海トラフ巨大地震の津波想定よりも5メートル以上かさ上げされています。万博会場内の建物や、夢洲へ繋がる橋・トンネルは耐震構造となっており、倒壊の可能性は低くなっています」と説明。また、3日分の備蓄物資の確保、関係機関と連携した帰宅支援なども記されいる。