ウォーターリヒト、中京記念2週前追い切り速報/栗東トレセンニュース

　今年の東京新聞杯で重賞初制覇を果たしたウォーターリヒト(栗東・石橋守厩舎)。前走安田記念は9着に終わったが、その後放牧に出て、現在は中京記念(8月17日・中京芝1600m)に向けて栗東で調整中。今朝30日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。

　CWでCBC賞(8月10日・中京芝1200m)に出走予定のメイショウソラフネとの併せ馬。2馬身ほど先行する形で6F標識を通過して、入りは17秒台と遅め。5F標識から15秒で淡々と進んでいき、余力十分で最後の直線に向く。

　メイショウソラフネが内から並びかけてくるが、このスピード感がさすが短距離馬。あっさりと並ばれて、こちらは一杯に追うが、相手は持ったままの手応え。ゴールでは半馬身ほど遅れたかなという感じだが、これは相手が動いたと判断してよいだろう。

　その根拠は時計。6F83.5〜5F66.3〜4F51.3〜3F36.3〜2F22.5〜1F11.2秒と最後の直線も加速している。しかも11.3秒、11.2秒なので馬場差を考慮しても速いラップ。これだけ動くことができていれば、休み明けや暑さというところは心配ないだろう。

(取材・文：井内利彰)