ユーロ圏ＧＤＰ、０．１％増＝伸び鈍化で景気減速鮮明―４〜６月期

　【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）統計局が３０日発表した２０２５年４〜６月期のユーロ圏実質ＧＤＰ（域内総生産）速報値は、季節調整済みで前期比０．１％増だった。１〜３月期（０．６％増）から伸びが大幅に鈍化し、景気の減速傾向が鮮明となった。

　ＥＵ全体では０．２％増（前期は０．５％増）だった。

　主要国別では、ドイツとイタリアが共に０．１％減（前期はいずれも０．３％増）とマイナスに転じた。フランスは０．３％増（同０．１％増）と持ち直し、スペインは０．７％増（同０．６％増）と堅調を維持した。