<イースタン・リーグ:ヤクルト2−1巨人>◇30日◇戸田球場
試行錯誤の日々が続く。2軍調整中の巨人田中将大投手(36)が30日、イースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)に先発し5回5安打1失点。
この日は、走者なしの場面で、投球始動時に左足を一塁側に向かって踏み出すフォームで投げ「投球フォームのバランスだったり、メカニック的なところで今はああいう入り方がいいかなと。違和感なくやることができた」とうなずいた。
常にその日のベストを追求する。これまでも走者がいない場面では、セットポジションやノーワインドアップと状態によって変えてきた。春季キャンプ時からさまざまなフォームを試しているが「やりたい動きに対してスタートの形をどう持っていけば、いいようにつながっていくかなという風にイメージして。登板ごとにもっとこうしたら良くなるかなというのを、積み重ねでやっている」と説明した。
1軍で最後に登板した5月1日から、早くも3カ月が経過しようとしている。長い2軍暮らしが続くが「昨シーズンは全然ゲームで投げられなかった。今シーズンはここまで一定の感覚で投げられているので、(1軍で投げた)春先3試合の時に比べれば(状態は)全然違う」と手応えはある。プロ19年目のベテランは、もがきながら1軍昇格への準備を進める。【水谷京裕】
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