【阪神】ついに優勝マジック39点灯!後半戦4連勝、今季23度目完封勝ちで貯金も今季最多22

14

2025年07月30日 21:39  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

阪神対広島 4回裏阪神2死三塁、大瀬良の暴投で生還し笑顔を見せる佐藤輝(撮影・上田博志)

<阪神5−0広島>◇30日◇甲子園



阪神がついに優勝マジック39を点灯させた。マジック点灯条件の対象チームだった中日が巨人に敗れる中、後半戦開幕4連勝。今季23度目の完封勝ちで、貯金も今季最多22に増やした。


先制は4回だ。先頭の佐藤輝明内野手(26)、大山悠輔内野手(30)が連打でチャンスメーク。小幡が併殺に倒れ2死三塁となるも、広島先発大瀬良が暴投。この間に三塁走者の佐藤輝が先制のホームを踏んだ。


1−0のまま迎えた6回には先頭中野が四球で出塁。ここで代わった2番手ハーンから森下が左前打を放ち、ここから1死満塁のチャンス。この日昇格したばかりの代打ラモン・ヘルナンデス内野手(29)が、粘って2点目の押し出し四球を選んだ。


8回は先頭の森下翔太外野手(24)が猛打賞となる二塁打を放ち出塁。敵失がからんで無死一、三塁と好機を広げると、大山が5戦連続打点となる左前適時打。さらに2死満塁、途中出場の熊谷敬宥内野手(29)が2点中前適時打を放ち、勝利を決定づけた。


先発の村上頌樹投手(27)は6回5安打無失点で9勝目。2回先頭の末包に四球、続く矢野に左前打を浴び、味方の野選もからんで1死満塁のピンチを招くも、秋山を150キロ直球で遊直。飛び出していた一塁走者の大瀬良も戻れず、併殺に仕留めた。


その後は、チームの「心臓」リリーフ陣が無失点リレー。8回に3番手で登板した石井大智投手(28)は、14球で1回1安打無失点に抑え、これでセ・リーグ歴代単独3位の33試合連続無失点とした。


これで広島には今季13勝4敗とし、巨人に続いて勝ち越しが決定。広島には10連勝となった。


▼阪神○、中日●の結果、阪神に優勝マジック39が点灯した。2位以下で唯一自力Vが残っていた中日は残り全勝で92勝49敗2分け、勝率6割5分2厘。阪神は残り49試合のうち中日戦13試合に敗れても他カードで全勝すると93勝48敗2分け、勝率6割6分で上回るため、5球団に自力Vがなくなった。M対象は残り全勝した場合に勝率が6割7分9厘と最も高い巨人で、阪神は巨人戦以外で39勝すれば勝率6割8分1厘となりM39が出た。現日程での最短Vは8月27日。


▼2リーグ制後、7月中のM点灯は24年7月30日ソフトバンク以来11度目。阪神は03、08年に次いで3度目となり、ソフトバンク(南海時代含む)に並び最多。藤川監督は1年目で、新人監督のM点灯日としては24年小久保監督(ソフトバンク)に並び2リーグ制後最速だ。7月中に点灯した過去10チームのうち9チームは優勝しており、唯一のV逸が08年阪神。08年は7月22日にM46が点灯しながら巨人に逆転されたが、今年はこのまま逃げ切るか。

このニュースに関するつぶやき

  • いやいや、まだ安心できない。
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(7件)

ランキングスポーツ

ニュース設定