<阪神5−0広島>◇30日◇甲子園
阪神がついに優勝マジック39を点灯させた。マジック点灯条件の対象チームだった中日が巨人に敗れる中、後半戦開幕4連勝。今季23度目の完封勝ちで、貯金も今季最多22に増やした。
試合後、藤川球児監督(45)はマジック点灯について聞かれ「全く知らなかったですね」と笑顔で返答。「もう自分たちのことじゃないですよね。(昨年の)11月からチームと一緒に動き出してから、凡事徹底と没頭するということですから、そこで止まるということはないですね。だから、まだまだ、(チーム)みんな同じこと言うんじゃないですかね。しっかり自分たちのペースだというところになると思うんです」。最後にまた「お任せします、そのあたりは」と話して笑った。
▼阪神○、中日●の結果、阪神に優勝マジック39が点灯した。2位以下で唯一自力Vが残っていた中日は残り全勝で92勝49敗2分け、勝率6割5分2厘。阪神は残り49試合のうち中日戦13試合に敗れても他カードで全勝すると93勝48敗2分け、勝率6割6分で上回るため、5球団に自力Vがなくなった。M対象は残り全勝した場合に勝率が6割7分9厘と最も高い巨人で、阪神は巨人戦以外で39勝すれば勝率6割8分1厘となりM39が出た。現日程での最短Vは8月27日。
▼2リーグ制後、7月中のM点灯は24年7月30日ソフトバンク以来11度目。阪神は03、08年に次いで3度目となり、ソフトバンク(南海時代含む)に並び最多。藤川監督は1年目で、新人監督のM点灯日としては24年小久保監督(ソフトバンク)に並び2リーグ制後最速だ。7月中に点灯した過去10チームのうち9チームは優勝しており、唯一のV逸が08年阪神。08年は7月22日にM46が点灯しながら巨人に逆転されたが、今年はこのまま逃げ切るか。
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