【日本ハム】首位決戦でV打の清宮幸太郎「最高の景色」首位陥落の前日は最後の打者も爆睡で充電

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2025年07月30日 23:22  日刊スポーツ

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日本ハム対ソフトバンク 8回に勝ち越し打を放った清宮幸はスタンドの声援に応える(撮影・黒川智章)

<日本ハム5−4ソフトバンク>◇30日◇エスコンフィールド



緊迫した首位攻防第2ラウンドに、日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が決着をつけた。終盤までもつれるシーソーゲームの展開の中、1点を追う8回2死一、二塁。藤井の152キロ直球を右中間へはじき返し、ダイビングキャッチを試みる右翼・佐藤直のグラブの先を抜ける決勝の2点適時三塁打。味方ベンチを振り返ると、歓喜の仲間と、総立ちのスタンドが目に飛び込んだ。「最高の景色でした」。一夜で首位の座を奪い返した。


29日のカード初戦は、9回に最後の打者となって首位から陥落した。1発が出れば同点という好機だった。「けっこう悔しくて…」。眠れない夜を過ごす…ことはなく「爆睡してました」と笑うが、「絶対取り返してやるぞって思ってました」と気持ちは燃えていた。


胸に「HOKKAIDO」と刻まれた限定ユニホーム。カムチャツカ半島沖の地震で発生した津波は北海道にも押し寄せ、避難を余儀なくされた人たちがいる。「ファイターズのことを好きで見てくれてる方たちもいるかもしれない。そういう人たちにも届いたのなら、本当に最高の試合だったんじゃないかなと思います」。神妙に、言葉をつないだ。


MVPを獲得した球宴を挟み8試合連続安打。「なんかクライマックス(シリーズ)を思い出すような、そんな盛り上がり方で」。舞台が大きくなればなるほど、ワクワクも大きくなる。「愉しむしかなくないですか? って感じです。相手も強いですけど、僕たちもいいピッチャー、バッターたくさんいるんで。負けるわけにはいかないっす」。昨年大暴れした“清宮の夏”が、やってきた。【本間翼】

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