<DeNA1−2ヤクルト>◇30日◇横浜
DeNAトレバー・バウアー投手(34)は6回2失点で9敗目を喫したが、ヤクルト村上宗隆内野手(25)に対しては3打席で空振り三振、四球、二飛。ヒットは許さなかった。
見応えのある対決が続いた。
【2回先頭】
初球からカーブを続け、ボール、空振りでカウント1−1。3球目はクイックで148キロを内角に投げ込みボール。強打者に対し、緩急を最大限に駆使した。4球目も150キロを内角に投げ空振りで追い込んだ。5球目も真っすぐで、これも内角へ。その時点でこの日最速となる152キロ。ファウルとされたが、ギアを上げたようだった。6球目は一転、外にカーブでこれもファウル。そして7球目、初めてチェンジアップを投げ、低めに沈めて空振り三振に仕留めた。
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【4回無死二塁】
一塁が空いている状況で2打席目を迎えた。初球は前打席の結果球であるチェンジアップから入り、空振り。2球目で外にカーブが外れると、3球目は151キロを内角に投げ、ストライクで追い込んだ。ただ、そこからカーブ、真っすぐ、チェンジアップと外れ、四球を与えた。
【6回無死二塁】
またも一塁が空いていた。初球、またチェンジアップから入るが抜けてボール。ここからカーブを2つ続けて見逃しを重ね追い込む。4球目は高め真っすぐでボール。カウント2−2から最後はインハイに渾身(こんしん)の153キロ。バットをへし折り、二飛に仕留めた。
前日は「とても楽しみ」と、力を認める村上との再戦を心待ちにしていた。2年前は7打席で7打数無安打4奪三振と封じていた。
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この日の対戦を終えると「彼が戻ってきてすごく、うれしかった。四球を許してはしまったが、すごく楽しいマッチアップだった。非常に危ない打者。今日は僅差の試合。彼にソロ1発、大きいの1発打たれると、試合に関わってくるので、それを与えなかったのは大きいのかなと思います」と振り返った。
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