<フェンシング:世界選手権>◇30日◇最終日◇男子エペ団体◇ジョージア・トビリシ
男子エペが初の世界選手権制覇を成し遂げた。昨夏パリ五輪(オリンピック)銀メダルの日本が決勝でハンガリーを破り、この種目の団体で男女を通じて初優勝。エース加納虹輝(JAL)は、金メダルを獲得した個人に続いて日本史上初の2冠を達成した。
山田優(SAGAスポーツピラミッド/中野建設)古俣聖(本間組)浅海聖哉(長谷工コーポレーション)と4人で挑戦。3回戦で韓国、準々決勝でスイス、準決勝でカザフスタンを倒し、この時点で世界選手権では歴代最高成績となる銀メダル以上を確定させ、決勝も勝ち切った。
「エペジーーン」(エペ陣)の愛称で知られる日本代表は、加納と山田に見延和靖と宇山賢の編成で21年東京五輪の金メダルに輝いた。日本フェンシング史上初の輝きを手にした後、アジア選手権やワールドカップ(W杯)も制した。パリ五輪では2連覇こそ逃したものの銀メダル。世界で最も競技人口が多く、体格でも劣る日本人は絶対に勝てないと言われた種目で「史上最強」の呼び声にふさわしい黄金期に入っていた。
個人では、昨夏パリ五輪金メダルの加納虹輝(27=JAL)がシクロシ(ハンガリー)を延長戦の末に10−9で破り、初優勝した。五輪、アジア選手権、グランプリ(GP)とW杯を合わせた主要国際大会を完全制覇した初めての日本人となり、この日は団体との2冠まで達成してみせた。。
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