
7月25日にオープンしたばかりの『ジャングリア沖縄』が早くも賛否となっている。インターネットの地図サービスGoogle Mapに寄せられたクチコミが閲覧できなくなったことで、施設側が意図的に削除したのでは? という憶測が出ることに。
『ジャングリア沖縄』アトラクションは220分待ち
29日、地元メディア『琉球新報』の取材に対し、Google側がポリシーに反する不適切な投稿が増加したため削除したと明らかにした。
「7月30日午後0時過ぎの段階でクチコミの数は659件。初日以降に削除されたものも閲覧できるようになっています。“想像の3倍楽しかった”と絶賛する声もあるものの、クチコミの平均点は5点満点中2.4点。5段階評価で1点をつけたユーザーが圧倒的という状況です」(トラベルライター)
1点をつけたクチコミを見ると、
《ジャングル感は全くありません。炎天下に野放し、ただ、ただ広い公園です》
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《7000円近く払って、体験できたアトラクション1つ。そのアトラクションを体験できるまで2時間以上かかりました》
《準備もできてないのにオープンしないでほしい。アトラクションはほぼ運休で唯一乗れるアトラクションは220分待ち》
オープン翌日の26日は雷を伴う大雨となったことで、安全に配慮してアトラクションを停止する措置が取られことや、事前に公開されていたイメージ画像や映像とはほど遠い残念な仕上がりに不満の声が殺到することに。
「ジャングリアに行くまでの道が大きな道路でないことで交通渋滞が懸念されていましたが、施設側が営利度外視で那覇市内や近くの商業施設などからシャトルバスを多数走らせていることや、天気が悪くて来場を見送った人も多かったことで、今のところ渋滞は起きていないようです。
ただそんな状況でアトラクションが220分待ちの状況になっているなら、お盆シーズンなどはどれだけの待ち時間になるのか」(沖縄在住のライター、以下同)
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悪評が多いことで、早くも廃墟マニアたちから熱視線が送られていて……。
《開業から数日で酷いことになっているな…薄々感じていたが沖縄観光の目玉である海では無く何故か恐竜アトラクション配置して成功するのかと…この流れ、廃墟マニアならよく分かる数多の大規模テーマパーク廃墟を見てきたからな…》
この投稿は1687万回表示をされるなど注目を集めることに。
沖縄県にはすでにジャングルを堪能できる施設が
引用投稿などでは、
《富士スピードウェイも恐竜系コンテンツやっていたけど2〜3年で辞めていたな……》
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《ガリバー王国……》
と過去に失敗したテーマパークを思い出す人や、
《廃墟になってからが本当のジュラシックパーク》
という声も。
「沖縄の台風はかなり強風なので、地元では目玉の巨大な恐竜のアトラクションなどがすぐに壊れてしまうのでは? と心配する声も多いですね。地元民は“いつまで持つかね”と冷ややかに見ている人が大半ですよ」
またジャングル感を楽しめる施設がすでに県内にあることも、不安要素の1つだという。
「テーマパークではないですが湖上クルーズや水牛車が楽しめる、うるま市にある『ビオスの丘』のほうがよりジャングル感を堪能できると思います。こちらは大人でも2000円で入場できて、那覇空港からも1時間15分程度とアクセスも良い。
県外の人にはそこまで有名な施設ではないので、行列とは無縁ですしね。ジャングリアはいろいろ改善しないと、本当に廃墟コースになってしまうのでは」
事業を主導するユニバーサル・スタジオ・ジャパン出身の有名マーケター森岡毅氏は、近隣にあり年間300万人以上が来場する『沖縄美ら海水族館』の半分でも集客できたら「経営が成り立つ」とメディアの取材に回答している。その目標を超えることができればいいが……。