
今年5月、屋内型複合レジャー施設『ラウンドワン』で極めて悪質な迷惑行為をしたとして炎上していた30歳の女性配信者が書類送検されたことが、7月29日にわかった。女性は容疑を認めているという。
ラウンドワンのカラオケルームで放尿
ことの発端は、ライブ配信サービス『ふわっち』で、女性配信者が大阪市にある「ラウンドワンスタジアム千日前店」からライブ配信をしたことからだ。
「配信がおこなわれたのは5月26日の午前5時ごろ。カラオケルーム内で配信されたのですが、なんと備え付けのグラスに放尿したというのです。さらに、それを飲んで嘔吐もしていたと……。どうやらかなり酔っていたようですが、それにしても常識を疑う行為です」(スポーツ紙記者)
女性配信者はその後、正気に戻ったのか、自身のXに《自分がバカ過ぎて本当に自業自得だ なんでこんなことしてしまったんだろう 真面目にちゃんと生きたい…》《死ぬまで追い詰められる 卑怯だけど本当に居なくなりたい》とポスト。
自身で店へも申告をし、反省の弁を述べているが……。
|
|
「結局、ラウンドワンは、店舗内の該当する可能性のあるグラスをすべて廃棄。ルームの消毒・清掃を徹底しておこなうことになりました。さらに、店側は大阪府警に相談し、捜査が進められていたようです」(前出・スポーツ紙記者)
バズれば金になるシステムに問題
今回、威力業務妨害の疑いで書類送検となった女性配信者。当然と言えば当然の措置と言えるが、
《30歳ってもういい大人じゃん。生配信中にグラスに◯尿ってあまりにも異常すぎるだろ》
《この手の輩は実名報道するべき。善悪の分別がついてなさすぎ》
《いや顔も実名も出せよ。迷惑配信者は大した罪に問われなくても、企業が被るイメージダウンはえげつないんだよ。どこ行っても後ろ指さされることをしたって自覚しろ》
|
|
などと、世間では批判の声が再燃している。
また、
《迷惑行為だろうがなんだろうが、過激なことをして認知度さえ上がれば金になるシステムが良くないよね》
《犯罪行為とかフェイク動画の収益化を止めるようなシステムは作れないの?収益の振込までに違反通報が一定数以上あれば振込を停止するとか》
と、“バズったもん勝ち”の配信システムに対する批判の声もあがっている。
|
|
『ふわっち』に限らず、YouTubeでも配信者の迷惑行為は問題になっている。2023年には“私人逮捕系”YouTuberが都内のコンサート会場で、チケットを高額転売したとして女性に詰め寄る動画を配信。しかし、この女性は転売とはまったく無関係だったのだ。YouTuberは無関係の女性を撮影し公開したとして、名誉毀損の疑いで逮捕されている。
一向に無くならない“迷惑配信”。何らかの法的整備が必要な段階に来ているのかもしれない――。