三井物産(写真上)と商船三井のロゴマーク 【ロンドン時事】三井物産と商船三井は30日までに、英北部スコットランドのエネルギー企業が保有する英国の整備港を買収することで合意した。買収額は非公開。英国では脱炭素化やエネルギー安全保障の観点から洋上風力の開発が進んでおり、日本でノウハウを応用し、洋上風力発電事業を強化する狙いだ。
英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)などが伝えた。買収するのは、英グローバル・エナジー・グループ(GEG)がスコットランド北部で運営するニグ港。英国のエネルギー事業における戦略的な港湾として位置付けられる。報道によると、三井物産と商船三井はニグ港の所有権と、関連する製造・サービス事業を取得する。