いよいよ夏休みが到来! 旅行や帰省を予定している人たちも多いのではないだろうか。
「もし、まだ予定が決まっていないのであれば、ぜひ旅行やお出かけをおすすめします」、そう語るのは『銀座九星気学術(R)』代表幹事の稲川竜生さん。
稲川さんはアンチエイジングコンサルト会社「メディキューブ」の代表取締役を務めるいっぽうで、九星気学を二十数年学び続けてきた。これまで1万人以上を鑑定し、近年では、その成果を運学(R)として「開運講習会」などで伝えているのだ。
その稲川さんのモットーが「幸運は、生涯移動距離に比例する」だ。
「幸運を引き寄せる力が“開運力”です。その開運力は移動距離と移動回数に比例します。では、なぜ移動すると開運力が高まっていくのか? 理由の1つは、移動することによって体の磁場の影響を受けやすくなり、気のめぐりが良くなるからです。
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もう1つの理由が、移動により“ひらめき”、つまり幸運を引き寄せるための直感力がもたらされるからです。旅行やお出かけという環境の変化により、心や感性は刺激されます。それにより新しい感情が動き始め、心が前向きになるのです。
人は自分の運が良くないと感じたとき、『家でおとなしくしていようか』など、消極的になりがちです。しかしそういった運が良くないときこそ、外に出ることで運気を動かしてみてください。お散歩でもかまいません。ただ、自宅から最低1キロ以上を心がけ、“できるだけ遠くに”ということを意識してみるとよいと思います。もちろん夏場は熱中症にも十分ご注意ください」(稲川さん、以下同)
■旅行とお出かけの違いとは? どこに行けばよいのか?
「直線距離で100キロ以上の場所で2泊以上することを“旅行”としています。それ以下は、“お出かけ”です。
『幸運は生涯移動距離に比例』しますので、できれば旅行が好ましいですが、もちろんお出かけでもかまいません。もし1泊しかできないときには、1日目は朝早く出かけて、2日目は夜遅く帰ってくるなど、現地で24時間以上滞在できるといいですね。
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ちなみに2カ月以上滞在することは、“引っ越し”となり、さらに開運力を高めることができます」
“どこに行けばよいのかわからない”と、迷っている人もいるかもしれない。
「迷っている人は、まずパワースポットを意識してみましょう。神社仏閣があり、多くの人が集まってくる京都などが代表例です。
あとは源泉かけ流しの温泉に入れる場所もいいですね。その土地のエネルギーを吸収することができます。
また、写真や画像を見てワクワクする場所を選ぶということも大切です。それは、あなたが潜在的に欲しているエネルギーのある土地である可能性が高いからです」
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■開運力をより高めるためには、現地でどう過ごせばよいのか?
滞在先で、より多くのエネルギーを取り込むためには、おもに8つのポイントがあるという。
「まず、現地の地面をたくさん歩くことです((1))。その土地の気を足の裏から吸収することができます。
ホテルや旅館は、高い階の部屋のほうが眺めもいいために、宿泊料金が高いケースが多いと思います。しかし九星気学的には低層階のほうが開運力につながります((2))。ベッドより畳の部屋でお布団を敷いて寝ることもおすすめです。
そして、できれば23時までに就寝し、翌朝は朝日とともに行動しましょう((3))。朝日を浴びると、神経伝達物質セロトニンが放出されるのです。セロトニンは幸福ホルモンと呼ばれており、精神の安定や安心感をもたらします」
歩くこと、寝ることに続いて、食べることのポイントは――。
「食事は、地元の土地と水で育まれた、旬の食材をたくさん食べましょう((4))。その土地のエネルギーを取り込むことができます。お酒も地酒や地ビールなどがよいですね。
お土産についても食べるものであれば、地元の食材で作られた、漬物、ジャム、はちみつ、塩辛などであれば、自宅に帰ってからも滞在先での恩恵を受け続けることができます((5))。海の近くであれば干物などもおいしいのですが、残念ながら、火を入れると“気”が消えてしまうのです。
私も“ちょっと運気が悪いな”と感じると、茨城県まで車で出かけていって、納豆をたくさん買い込んでくることがあります(笑)。
食べ物以外のお土産なら、地元産の工芸品や美術品がよいでしょう((6))」
写真を撮影するときにも、ちょっとした工夫が大きな幸運を呼び込むことに。
「神社や仏閣の写真はもちろん、神社での木漏れ日、きれいな水が流れている小川、人がたくさん集まっているお祭りなどを撮影する((7))と開運力が上がります。グループで行ったときには集合写真も忘れずに((8))。みんなの視線がカメラのレンズに向き、気持ちも1つになるのです」
■相手のキャラクターによってお土産を選ぶ
帰省の場合、手土産を持っていくケースも多いのでは。実はお土産を渡す相手のキャラクターによって、適した品があるという。
「人間の性質は、木性、火性、土性、金性、水性と5種類に分けられるのです。五行属性と呼ばれ、生年月日がわかればインターネットなどでも調べることができます。対人運を向上させるために、その人のタイプに適したお土産を選んでみてはいかがでしょうか」
稲川さんが教えてくれたのが下記の品目だ――。
木性(三碧木星・四緑木星)の人に対して:レモン、オレンジ、緑茶、梅干し
火性(九紫火星)の人に対して:イチゴ、ブルーベリー、カレー(カレー風味のお菓子なども含む)
土性(二黒土星・五黄土星・八白土星)の人に対して:粉ものスイーツ(マドレーヌなど)、せんべい、クッキー、団子、おはぎ
金性(六白金星・七赤金星)の人に対して:メロン、バナナ、栗(モンブランなど栗を使ったスイーツでも)、ギョーザ、しゅうまい
水性(一白水星)の人に対して:海苔、ニンジンジュース、芋のスイーツ
実は九星気学的には、2025年8月(8月7日から9月6日)は特に旅行や移動に適した時期だという。
「吉方位や凶方位という言葉を聞いたことがあるでしょうか。凶方位は移動の際に避けるべき方向で、五黄殺、暗剣殺、破壊殺があります。
しかし今年8月の月盤(※月ごとの九星の配置を表した方位盤)では五黄土星が中心に位置し、凶方位が破壊殺だけになるのです。つまり凶方位が東北東だけで、ほとんどどの方向に向かってもよいということです。
ぜひこのチャンスを生かして、開運力を高めてはいかがでしょうか」
木性(三碧木星・四緑木星)
火性(九紫火星)
土性(二黒土星・五黄土星・八白土星)
金性(六白金星・七赤金星)
水性(一白水星)
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