■ 「メジルシ」でファンの涙誘う
おなじみとなった「時を戻そう」のかけ声で第9話の本編映像が流れると、すぐさま「MATSURI day PARTY!!」をフル歌唱し、会場を夏らしい雰囲気に包む。本編は進み「前橋ウィッチーズは永遠不滅」の名セリフも登場するなど5人の絆の深まりを感じさせるシーンが続くが、膳栄子が魔法の花屋を乗っ取り雰囲気は一変。お店を取り戻せなければ魔女見習いとして過ごしたすべての記憶を失ってしまうことから、ユイナたちが魔法の花屋への入口を必死に探す。このシーンで流れる第10話挿入歌の「メジルシ」に合わせて、春日から順にメンバーが1人ずつ歌唱しながらステージへ登場。歌が途切れたところで本編と同じく、感情のこもった春日の「やだ!」のセリフを挟んで再び歌唱へ。作中屈指の感動的なシーンに5人のエモーショナルな歌声が重なり、すすり泣くファンの姿も多く見られた。
再び暗転すると第11話から本編映像がスタート。5人の絆で記憶を取り戻した前橋ウィッチーズと、栄子が再び邂逅し、栄子へ贈った「今は小さな蕾でも」を歌唱する。春日たちの歌声が力強く会場に響き、物語が大団円を迎えると大きな拍手が沸き起こった。最後にはキャスト5人がステージ中央へ集まり「We are 前橋ウィッチーズ!」とポーズを決め、第12話Aパートのラストを再現。そのまま「夢よ、咲け!」「シャボン・テンション!」「You Are My World」「Meteor Shower」と、「『前橋ウィッチーズ』ライブ 〜貴方が望むならOPEN〜」の歩みを思わせるような挿入歌メドレーで、会場のボルテージを上げる。そして第12話を締めくくった挿入歌「ユメミ誇レ!ユメ咲キ踊レ!」をライブ初披露。メンバーカラーのペンライトが会場を照らす様子は、まさに作中での歌唱シーンのようだった。ラストは第12話のエンディング映像とともに、「スゴすぎ前橋ウィッチーズ!」で締めくくる。満面の笑顔でパフォーマンスする前橋ウィッチーズの姿で、最高潮の盛り上がりを見せた。
■ 「Chapter4」はユイナらしいエモエモなライブに
アンコール前には新情報としてワンマンライブ「『前橋ウィッチーズ』ライブ 〜Welcome to WITCH-VERSE!!〜」が12月26日・27日にZepp Hanedaにて開催されることを発表。再び熱狂に包まれた会場に前橋ウィッチーズの5人が姿を表すと、百瀬は「泣きそうになっちゃった」とライブの感想を口にし、ファンから同意の声があがる。春日は「みんなの涙、見てたよ」と伝え、「みんなが盛り上がってくれて楽しかった」と笑顔を見せた。続くパフォーマンスでは、7月30日発売の1stアルバム「アゲラタム」から「ドリーミードリーミーフラワー」と「花たちはどんな夢を見る」の2曲を披露。「花たちはどんな夢を見る」では、間奏でのキレキレのダンスに会場から歓声があがっていた。