警視庁本部=東京都千代田区 改造車の車検を不正に通したとして民間車検場の社長らが逮捕された事件で、別の7台の車検も不正に通していたとして、警視庁交通執行課は31日までに、道路運送車両法違反容疑などで、民間車検場「松戸市モータースセンター」社長の成田国造(80)、自動車販売会社社長の猪俣光雄(58)=茨城県取手市井野台=両容疑者ら4人を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。
同課は同日、法人としての松戸市モータースセンターと、不正車検希望者の窓口だったスーパーカー愛好家集団「諸星一家」のメンバーら男女7人も同容疑で書類送検した。いずれも起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
同課によると、今回の7台を含む計8台の改造車について、虚偽の保安基準適合証を作成して不正に車検を通す報酬として、猪俣容疑者から松戸市モータースセンターに1台につき1万1000円が支払われていた。