家庭内で起こる思わぬ事故を予防するための一冊『子どもを事故から守る本』の重版が決定した。
夏になり外気温が高くなると、子どもが車内に取り残され熱中症になる事故や、意図しない事故が特に多くなっていく。「ちょっとだけ」の油断が引き起こす“車内熱中症”や"不慮の事故”を起こさないために絶対に避けるべき行動と対策が、2023年10月31日に発売された坂本昌彦著の『子どもを事故から守る本』では、詳しく紹介されている。
■乳幼児が“家庭内の事故”で亡くなる危険性
車の中で寝ていると思ったら熱中症になっていたり。子どもがいないと思ったら勝手に車の中にいて熱中症になっていたり。不慮の事故による死者の過半数は4歳以下と、低年齢である。事故が起こる場所別でみると、もっとも多いのは家庭内で、全体の4割を占めており、事故といえば家の外で起こるものと思いがちだが、そうとは限らない。
事故が報じられるたびに保護者の責任を問う声も少なくないが、どんなにがんばっても、子どもから24時間一瞬たりとも目を離さずにいることなんて不可能である。だからこそ、日頃からの対策が大切であると、著者であり総合病院で小児救急を担当している坂本昌彦は言う。目は離れるものだという前提に立ち、見てないときがあっても、すぐに大きな事故につながらない対策を取ることが重要だ。
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■『子どもを事故から守る本』から学ぶ日常の対策
『子どもを事故から守る本』では保護者にむけてわかりやすく、家庭内での不慮の事故を予防するための内容がまとめられている。項目ごとに「なぜ危険なのか」「ケガをしたり、事故に遭ったときの対応の仕方」「ケガや事故を防ぐためのポイント」「解説」で構成され、事例とともに子どもを不慮の事故から守るための具体的な方法や考え方をアドバイス。with classでも子どもの車内熱中症などの夏に多い事故について本書が紹介されている。夏真っ盛りの今、「うちの子に限って」ではなく「もしかしたらうちの子にも」と自分ごととして捉え、対策を練っていくことが必要になるだろう。
(文=リアルサウンド ブック編集部)
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