AIデバイスメーカーへの脱却を図る中国のMeizu(魅族)ですが、スマートフォンも「AIスマホ」として次々と送り出しています。6月に上海で開催されたMWC25上海の取材中、思いがけない場所で最新スマートフォン「Meizu Note 16」を見ることができました。
Meizu Note 16はプロセッサにUNISOC T8200を採用しています。MWC25上海のUNISOCブースを訪問したところ、同社プロセッサを搭載したスマホがずらりと並んでおり、その中にMeizu Note 16が展示してありました。
Meizu Note 16は中国での販売価格が799元(約1万6000円)です。ここまで安いにもかかわらず、5Gに対応しています。もちろんAI機能も利用できます。中国の国産チップメーカーが、より安価な製品の開発に注力した結果、大衆向けのAIスマホが実現したわけです。
なお、価格は安いですが背面デザインはHuaweiの折りたたみスマホを思い起こさせるものになっています。
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カメラは5000万画素広角と200万画素深度測定という必要最小限の組み合わせです。本体価格を考えると十分でしょう。バッテリーは6000mAhと大型で、こちらは使い勝手が高そうです。本体重量が約217gなのはコストダウンの結果で、軽量化は断念したものと思われます。
OSはAndroidベースの「Flyme AIOS」を搭載しています。従来は「Flyme OS」と呼んでいましたが、AI機能を統合したこととAI端末であることをアピールするために、OSにもAIの名前を付けたのでしょう。なおグローバルでは「Meizu Note 22」として販売される予定です。とはいえ、Meizuのスマホを売っている国や販路が少ないため、なかなか見ることのできない幻のスマートフォンになりそうです。
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