
第2ターミナルの国際線エリア(羽田空港 蔦屋書店)
いつも混んでいる羽田空港のなかでも比較的空いている穴場が、第2ターミナル国際線エリア。一般エリアなら、国内線を利用する人や飛行機に乗らない人でも立ち寄れます。このエリアはガラス張りの大窓越しに滑走路が見え、非日常感の極み! 自由に座って寛げるフリースペースもあります。エリア内には「羽田空港 蔦屋書店」(スターバックス コーヒー併設)もあり、コーヒーを片手に書籍を楽しむのもおすすめ。店内には日本の伝統文化や最新のポップカルチャーを伝えるお土産になる本や、海外で活躍するビジネスパーソンにおすすめの本などがそろっています。また、日本文化を感じる手土産も充実しています。
ちなみに狙い目は13時から16時頃。国際線の発着便が少ないこの時間帯は、羽田空港の喧騒(けんそう)を忘れて特別な時間を過ごせます。
LUXURY FLIGHT(第1ターミナル5階)
ボーイングやエアバスの機体の本格的なフライトシミュレーター体験ができる施設です。スタッフがサポートしてくれるので、初めての人でも安心。最短15分から体験可能で、キッズ体験プランもあります。航空ファンはもちろん、家族連れにも人気。事前に予約しておくと確実ですが、空きがあれば当日でも申し込めます。
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羽田航空神社(第1ターミナル1階)
意外と知られていませんが、羽田空港内には小さな神社があります。航空業界の発展と航空安全輸送を祈念して建立されたこの神社は、小さいながらどこか神聖な雰囲気。場所は少し分かりにくいのですが、案内標識を頼りに進めば大丈夫。出発前に旅の安全を願って手を合わせれば、すっと心が落ち着きます。足湯カフェ&ボディケアLUCK(第1ターミナル3階)
日本の空港らしいスポットの1つが、足湯を楽しめるカフェ「足湯カフェ&ボディケア LUCK」があります。ハーブティーやビールなどのドリンクを飲みながら、ゆったり足湯につかってリラックス。かき氷(2025年8月〜)も楽しめます。飛行機の待ち時間とは思えない心地よさです。指圧を中心とした施術を受けることもでき、長時間の移動前後に、体をほぐすのにぴったり。ボディケアは20〜120分までメニュー豊富で時間に合わせて選べます。
ヘアドレッサー 羽田空港店(第1ターミナル地下1階)
何でもそろう羽田空港。なんとトータルビューティサロンまであります。定番の美容室メニューからヘッドスパネイルメニューまで、幅広いメニューをラインアップ。フライトの待ち時間を利用してヘアカットやネイルを楽しんだり、結婚式やリクルートといった到着後の予定にあわせてメイクやヘアアレンジをしたりと便利に使えます。日頃忙しい人にとっては、空港でのすきま時間は、身だしなみを整えるいいタイミングかもしれません。
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期間限定のイベントも多彩
羽田空港では年間を通じてさまざまなイベントや展示が開催されています。2025年夏は、第1ターミナル5階の特設会場で「THE HISTORY OF HANEDA 空がつなぐ」という特別企画展を開催中(〜2025年9月29日まで)。羽田空港の歴史的瞬間を振り返る貴重な写真や資料が展示されており、入場無料で楽しめます。そのほか夏休みシーズンには子ども向けのイベントも開かれることも。公式ホームページやSNSで最新情報をチェックしてみてください。
羽田エアポートガーデン(第3ターミナル直結)
最後に番外。厳密には空港内ではありませんが、長めに時間があるなら、第3ターミナル直結の「羽田エアポートガーデン」まで足を伸ばしてみても。ショッピングや食事、温泉までそろった複合施設です。「羽田参道」や「ジャパンプロムナード」と名前のついた通りでは、和雑貨や伝統工芸品、アニメグッズなど、メイドインジャパンのアイテムが勢ぞろい。グルメもラーメン、カレー、お好み焼き、しゃぶしゃぶなどジャンルが幅広く、何を食べるか悩むほど。
旅の疲れを癒やしたい人には、展望天然温泉「泉天空の湯 羽田空港」もおすすめです。
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古屋 江美子プロフィール
子連れ旅行やおでかけ、アウトドア、習い事、受験などをテーマにウェブ媒体を中心に執筆。子ども向け雑誌や新聞への取材協力・監修も多数。これまでに訪れた国は海外50カ国以上、子連れでは10カ国以上。All About 旅行ガイド。(文:古屋 江美子(ライター))