
夏の足元のコーデに、特に重宝するのが「白のスニーカー」です。足元に爽やかさと、軽快感を添えてくれるアイテムです。
今回は2記事にわたり、白のスニーカーを大人っぽく取り入れるためのコツと、おすすめの2モデルを実物レビュー。各アイテムの見どころと、おすすめの履き方についても紹介します。
●“大人の着こなし”には、レザー素材のモデルを選ぶ!
ベーシックアイテムの典型とも言える、白のスニーカー。中でも定番として真っ先に思い浮かぶのが、コンバースの「オールスター OX」などの、キャンバス素材を用いたローテクモデルでしょう。
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ですが、布素材を用いたスニーカーの難点となるのが、清潔感を保つことの難しさです。大人っぽく履きこなすためには、クリーンな状態を極力キープすることが重要です。特に白は汚れが目立つので、防水性と防汚性に優れた、レザー素材のモデルを選ぶのがおすすめです。履き込んだ「味」を出しつつも、清潔感のある状態を保つように心掛けたいものです。着用に伴う汚れは小まめにケアし、保革用の防水スプレーを併用するのも良いでしょう。
次に、今回レビューする2モデルの概要をチェックしましょう。この記事でレビューする「オールスター クップ OX」は、老舗中の老舗のスニーカーブランドであるコンバースが、2020年に発売したシリーズです。過去の名作のイメージを継承しつつ、装飾的な要素をさらに削ぎ落とした外観。これからのコンバースの新定番となりそうな1足です。
後編記事でレビューするナイキの「エアフォース 1」は、1982年の発売以来、ナイキを代表する名作の1つとして支持されるモデルです。ナイキを象徴する技術の1つである「ナイキ エア」を、バスケットモデルとして初めて搭載。高いクッション性を実現しています。愛嬌が感じられる外観は、コーデのしやすさも抜群。ワードローブに加えておいて損はない、定番の1足です。
以下では、前者のコンバース「オールスター クップ OX」を実物レビューします。「オールスター クップ OX」の公式サイトでの販売価格は1万6500円(税込)です。
●ベーシックで、クリーンな外観
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まず、「オールスター クップ OX」の外観をチェックしていきましょう。コンバース自身が、「ドレスモデル」と位置付ける本品。装飾的な要素を排した、クリーンな外観が目を引きます。全体的には、同社の「オールスター OX」よりもややボリューム感があり、「ジャックパーセル」に近いシルエットだと感じます。
シンプルな外観の中でワンポイントになっているのが、甲革とソールの境界部に配されたステッチ。革靴の、アウトソール部のステッチなどを連想させる意匠です。ドレッシーな印象を添えているのと同時に、コンバースが製品に込めた「クラフト感」が表現されているのかもしれません。
実際に着用すると、履き口にはクッション材が配され、かかと部のホールド感が向上している点が特徴です。従来のコンバースの定番品は、履き口の構造が簡素なモデルが多い点が特徴でした。かかとを潰して履ける「気楽さ」は魅力でしたが、耐久性の面では難があったのも事実です。かかと部がしっかりとした構造となった点は、長く愛用する上ではうれしいポイントだと感じました。
●夏らしく、爽やかに履きたい!
「オールスター クップ」とウェアとの相性もチェックしてみましょう。まず紹介するのは、シンプルな白のポロシャツに、インディゴ色のデニムを合わせた装いです。何の変哲もない着こなしですが、クリーンな外観のポロシャツとデニムを合わせて、色合いを統一するだけで、爽やかな着こなしを実現できます。
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次に紹介するのが、マドラスチェックのリネンシャツを基調としたコーデです。足元は淡色系の革靴やローファーでもOKですが、本品を合わせてもマッチします。バッグの色を足元と合わせることで、より統一感が生まれるでしょう。
●何よりも大切なのは「清潔感」です!
ここでは、コンバースの新定番ともいえる1足、「オールスター クップ OX」のホワイトモデルを実物レビューしました。コンバースらしいベーシックなスタイルを踏襲しつつ、さらにシンプルになった外観が魅力的な1足でした。
スニーカーを上品に着こなしに取り入れるために、何よりも大切なのが「清潔感」です。ベーシックなシルエットのスニーカーと、清潔感のあるアイテムを組み合わせれば、夏らしいコーデを楽しめるでしょう。自分らしい夏の着こなしに、白のレザースニーカーを取り入れてみてはいかがでしょうか。