<ロッテ5−6楽天>◇31日◇東京ドーム
楽天荘司康誠投手(24)が復活を証明した。2カ月ぶりの1軍マウンドで6回途中97球、3安打1失点9奪三振とゲームメーク。「バッターに向かって自分のボールを投げ込めたんで、良かった」と、うなずいた。
簡単には失点しない。3点リードの4回、ロッテ先頭藤原に9球粘られて四球を与える。この日初めて背負った走者だ。続く寺地には8球目のスプリットを中前にはじき返され、無死一、三塁と好機を広げられた。1点は仕方ない場面ではあったが「もう絶対、0で帰りたい」と目の前の打者に集中し、腕を振った。
まずは3番ソトを真ん中低めスプリットで空振り三振。4番西川、続く山本は、いずれも外角低めカットボールで空を切らせた。「バットに当てさせないようにというところを一番に考えて、三振狙いでいった中で取れて、すごい良かった」と手応え十分だった。
この日の最速は154キロを計測。力強い直球を軸に相手打線を手玉に取った。6回2死三塁からソトの内野安打で1点を奪われたが、5月24日の日本ハム戦(楽天モバイルパーク)以来の1軍登板で力投。今季2勝目はならずも「調子もめちゃくちゃ良くて、いい感覚で投げられたんで、感覚通りの手応えだったかなと思う」と試合後の表情は明るかった。
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チームは最大5点リードから一時追いつかれたが、9回に再び勝ち越し、球宴明けから無傷の5連勝とした。
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