砂浜で遊ぶ男の子が運んできた箱の中には……。“サイエンス”を感じる不思議な現象がX(Twitter)で話題です。投稿は記事執筆時点で約3万5000件の“いいね”を獲得し、120万回以上表示されています。
投稿者は、筑波大学の教授としてシステム情報系の研究をしている三谷純(@jmitani)さん。SNSでは数学と折り紙について多く投稿しており、日常の中の数学にまつわるトピックをまとめた書籍『日常は数学に満ちている』も手掛けています。
今回注目を集めているのは、「発泡スチロールの箱に息子が海水をいれて、えっちらおっちら運んできたら 底にきれいな砂の模様が現れてたのサイエンスすぎる」というXの投稿です。息子さんは、白い発泡スチロールの箱に海水と少量の砂を入れて三谷さんのところに持ってきたようですが……。
箱の底にたまった砂は歩いたときの振動から発生した波によって偏り、ウロコのような不思議な模様を形成! 三谷さんによると、これは水や風の流れによって砂浜や海底に波状の模様(砂紋)ができる現象なのだそうです。「リップルマーク」や「漣痕(れんこん)」などと呼ばれており、今回は白い箱に黒っぽい砂という組み合わせだったため、よりくっきりと模様が現れたようですね。
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科学の面白さを感じる不思議な現象に、Xでは「意図的に作ろうとすると結構難しいんですよねえ」「科学がサイエンスしてる」「綺麗な漣痕」「粒子は波なんだなー」「海底に縞模様ができる理由でもある。おもしろ〜」と感心する声が多数寄せられています。
画像提供:三谷純(@jmitani)さん
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