アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの機体をモチーフにしたプラモデル「ガンプラ」。SNSではガンプラのアレンジや、緻密な塗装などがたびたび話題となっています。今回はそんなガンプラの記事から特に反響が大きかった3本をピックアップしてご紹介します。
最も反響が大きかったのは、YouTubeチャンネル「ガンプラ道」さんの“赤いガンダム”に関する投稿です。「HG 1/144 赤いガンダム」を入手できなかったガンプラ道さんは「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」をセミスクラッチして自作しようと考え、改造のイメージを決めていきます。
どこをどう改造するか決めたら、完成済のガンダムをパーツにばらして加工していきます。頭部のブレードアンテナを削って輪郭をシュッとさせたり、肩のパーツの形を変えたり。腕や脚部のパーツは削って形を調整し、必要なパーツは自作。
ボディーパーツは大きく変更することになるため、エポキシパテで一部を包み、固まったらデザインナイフとヤスリで形を整えます。同様にバックパックやシールドも改造し、磁石で本体へ着脱できるように。
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一通り改造が終わったら、パーツを洗浄・乾燥させ、サーフェイサー(下塗り剤の一種)を吹き付けておきます。塗装にはエアブラシと筆を使用し、シールドにはフリーハンドでジオン公国の紋章を描きます。
最後にツヤ消しをスプレーして、マスキングで表面が荒れた部分をカバーし、全てのパーツを組み立てたら“赤いガンダム”が誕生。総制作時間約60時間の力作です。
コメント欄には「まじで違和感なくてかっけぇ」「発想が大好き」「これがニュータイプか……」といった声が寄せられています。
次に注目されたのは、X(Twitter)ユーザーのニコボル(@nicovol48)さんの投稿。1983年に発売されたジムスナイパーカスタムのガンプラを商品箱の絵そっくりに塗装しています。
イラストレーターである上田信さんが手掛けた同商品のボックスアートは、宇宙空間で活動しているジムスナイパーカスタムの姿を描いたもの。ニコボルさんはプラモデルの各パーツに金属特有の質感や光沢を追加して、本来のキットよりも重厚な雰囲気に仕上げました。
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また、オレンジに着色した綿を背部や脚部に取り付けてバーニアの噴射も再現。炎に照らされている部分は明るく、影となっている脛やつま先は暗く塗装して立体感を出しています。
塗装する際に重視したのは、正面から見た際の印象。そのためパッケージの前に置くと、今まさにガンダムの世界から飛び出てきたかのような迫力があります。
投稿には「出てきてるぅ〜 めっちゃイイ」「こういうのを待ってた」「その発想がすごい! 塗り方もすばらしい!」といった声が寄せられています。
最後に紹介するのは、TikTokユーザーのけむしファクトリー(@plasticfactory_k)さんが投稿したガンプラの“アニメ塗り”動画。「機動戦士ガンダムUC」に登場するユニコーンガンダムのモールド(すじ彫り部分)にしっかりと墨を入れ、光が当たることで各部に生じる影を濃いグレーで表現しました。
下に白紙を置いていることもあり、イラストのように見えますがこれはプラモデル。さまざまなアングルでユニコーンガンダムの姿を楽しめます。
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もちろん関節を動かしてライフルを構えた勇ましいポーズを取ることも可能。その姿はアニメの世界から本当にやって来たかのようです。
高クオリティーの塗装技術には、「アニメから出てきた!」「3Dを2Dに抑え込む塗装技術がすごい」「ほんとにすげぇ、目がマジでバグる」など驚きの声が多数寄せられています。
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