
漫画家・ビーノさんが描く、おもしろ育児エッセイ漫画『エモーショナル赤ちゃん期 〜人間を2年育ててみた〜』(KADOKAWA)は、ビーノさんの息子である「ぽよ」ちゃんとの日々を綴った一冊。以前X(旧Twitter)に、続編『エモーショナルイヤイヤ期 〜人間を3年育ててみた〜』に収録された「生後2ヶ月頃から完全ミルクで育てました」が投稿されると、約5000もの「いいね」が寄せられています。
【漫画】『生後2ヶ月頃から完全ミルクで育てました』(全編を読む)
母乳がほとんど出ないことがストレスに…その後に「つかもう ミルクでよくね?」
産前、SNSで調べた結果、ありとあらゆる“おっぱいトラブル”があることを知ってビビり倒していたビーノさん。産後、母乳がほとんど出ない状況になり、産院で母乳を出しやすくしたり、赤ちゃんが飲みやすくしたりするレクチャーを受けたものの、ぽよちゃんは母乳をほとんど飲めていない状態だったことが判明します。
“免疫力をつけるため生後半年頃までなるべく母乳をあげた方がいい”と聞いていたビーノさんは焦り、問題を解消するために「授乳外来」に相談。さっそく施術を受けると、今までが嘘かのように母乳が出るビーノさん。しかし、その後、自分でやってみても思うように母乳が出ませんでした。
ある時、「つかもう ミルクでよくね?」と悟ったビーノさん。幸いミルクはたくさん飲んでくれて体重も順調に増えており、ミルクにした方が誰でもあげられるうえ保育園に預けるにしてもスムーズ…と多くのメリットが浮かびます。そして、産後2ヶ月のタイミングで開き直ってミルクに切り替えるのでした。
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また、母乳育児には様々なメリットがあると言われており、例えば「病気にかかりにくくなる」「歯並びがよくなる」「スキンシップがとれる」などが挙げられます。しかし、ビーノさんがほぼミルクで育てた際、以下の画像に書いてある通りの所感を抱いたようです。
さらにミルク育児は母であるビーノさんにも「私以外でもあげられるので預けやすい」「乳首ノーダメージ!!」といったメリットが。そして、ビーノさんは「ストレスを抱え続けるぐらいなら早い段階でミルクに切り替えるのは全然アリ」「開き直ることもママをやる上ではけっこう重要なスキル」という結論に至るのでした。
読者からは「育児に悩んでいたけど、スッと心が楽になった」「ママはストレスフリーが一番」などの反響が。そこで作者のビーノさんに、同作を描いたきっかけについて話を聞きました。
「できないことは諦めるというマインドが必要」
―『エモーショナル赤ちゃん期 〜人間を2年育ててみた〜』を描いたきっかけを教えてください。
産後、今しか書けない赤ちゃん期のことを記録して、将来反抗期を迎えた息子に見せつけてやろう、と思い立ち描き始めました。今にして思えば産後ハイもあったかもしれません。
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―『生後2ヶ月頃から完全ミルクで育てました』の中でお気に入りの場面を。
完ミでよくない?と完全に開き直った心境の場面です。初産ママは「こうしなきゃいけない」という先入観やSNSの情報に縛られることが多いと思うので、自分にできる範囲でやる、他人は他人、できないことは諦めるというマインドが必要だな、と身を持って学んだので、その部分を特に伝えたいなと思いました。
―様々な反響が寄せられたと思います。
「母乳にしろミルクにしろ、お母さんのストレスがないことが一番!」とポジティブなご意見をいただけたことが共感できたし、うれしかったです。
―読者にメッセージをお願いいたします。
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寝不足が続く0歳児育児は特に、赤ちゃんのお世話と同じくらいお母さん(自分自身)を労り甘やかすことも大事だと思います。子育て中の方もそうでない方も、育児の中できゅんとしたりイラッとする瞬間を捉えた『エモーショナル赤ちゃん期(0〜2歳編)』、『エモーショナルイヤイヤ期(3歳児編)』を読んで息抜きしてもらえれば幸いです!
(海川 まこと/漫画収集家)