チェルシーはC・パレスの守備をこじ開けることはできなかった[写真]=Getty Images
プレミアリーグ第1節が17日に行われ、チェルシーとクリスタル・パレスが対戦した。
昨シーズン、エンツォ・マレスカ監督の下、リーグ戦で4位フィニッシュしたチェルシーはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得し、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)では優勝。さらにFIFAクラブワールドカップ2025も制した。今夏もジョアン・ペドロやリアム・デラップなど攻撃的な選手をチーム迎え入れ、さらなる飛躍へ期待が高まっている。
対するクリスタル・パレスは昨季、初のFAカップ王者輝き、クラブ創設から初めての主要タイトルを獲得した。さらにFAコミュニティ・シールド2025でもPK戦の末、リヴァプールを下し、連続でタイトルを掲げた。ECLへの“降格”処分にもあったクリスタル・パレスだが、オリヴァー・グラスナー監督の下、着実な成長を続けている。
コミュニティ・シールドのリヴァプール戦で負傷した日本代表MF鎌田大地はメンバー外と一戦で、クリスタル・パレスが最初にネットを揺らす。ゴールから約20mの位置でFKを得るとキッカーはエベレチ・エゼ。エゼは強烈なシュートを突き刺したが、マルク・グエイの立ち位置がチェルシーの壁の1m以内にいたと判断され、VARの結果、ゴールは取り消される。
その後、クリスタル・パレスがゴールに迫り、ジャン・フィリップ・マテタがシュートを放つもGKロベルト・サンチェスがセーブ。各所で激しい競り合いが繰り広げられるなか、徐々にチェルシーがボールを保持し主導権を握り、クリスタル・パレスはカウンターを狙う構図で試合が進んでいく。
後半に入り、チェルシーはエステヴァン・ウィリアンを投入。エステヴァンは早速右サイドを突破し、アクセントをつけていく。66分にはカウンター返しからチェルシーにチャンス。コール・パーマーのクロスをエステヴァンが受け取り、シュートを放つも枠の外に飛ぶ。
チェルシーが圧力を強めていくなか、82分、クリスタル・パレスもチャンスを作り、フリーとなったエゼがミドルシュートを打つ。一進一退の攻防が続き、両チームともにゴールを割ることはできず、このままタイムアップ。0−0のスコアレスドローで試合は終わった。
チェルシーは次節、22日にアウェイでウェストハムと対戦。鎌田の復帰が噂されるクリスタル・パレスは、24日にホームにノッティンガム・フォレストを迎え入れる。
【スコア】
チェルシー 0−0 クリスタル・パレス